Go to contents

江沢民軍事委主席を辞任

Posted September. 07, 2004 21:52,   

한국어

米紙ニューヨークタイムズが7日報じたところによると、中国の江沢民(78)中央軍事委員会主席が最近、招集された共産党高位級会議で、辞任の意思を表明した。

ニューヨークタイムズは、北京の精通している消息筋の話として、江主席が今月に開催される党の第16期中央委員会・第4回全体会議を控えて、先週末、北京で開かれた会議で、こうした意向を示したと伝えた。江主席が、中央軍事委主席のポストから退陣する場合、中央軍事委・第1副主席の胡錦濤・党総書記兼国家主席が同ポストを譲り受け、名実共に党・政界・軍の最高指導者に位置付けられるようになる。

近く開催される第16期中央委員会・第4回全体会議の主要議題は「共産党の執権能力強化」とされているが、この報道内容が事実ならば、中央軍事委委員会・主席の後任人選が最大の焦点に浮上する見通しだ。しかし、中国の指導者が本音をなかなか公表しないことから、江主席の発言が、実際、辞任したいとの意思から出てきたものかどうかは明確でない、との見方もある。

消息筋によると、江主席は、辞任意思を表明する際、「中央軍事委主席のポストを続けて留任させてほしい」または「他の影響力のあるポストを務めさせてほしい」という要請を視野に入れていた可能性があるという。一角では、同氏の辞任表明が、胡主席をトップにした新しい指導部との権力闘争のため、という見解もある。

米時事週刊紙タイムの最新号(9月13日付)は「先月、頳小平の誕生100周年記念週間を迎えて、上海文匯報が、1992年に頳と胡主席が握手し江主席が後方に立っている原本の写真から、江主席を削除した写真を掲載した」とし、「両指導者が権力闘争を繰り広げている」と指摘した。



黃有成 yshwang@donga.com