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安貞桓—薛鐗鉉、熾烈なトップ争い

Posted February. 15, 2004 23:34,   

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「ゴールポスト近くでうろうろしていて、ゴールを拾うスタイルは望まない。空いた空間につけ込んで守備を錯乱させ、さまざまな得点ルーツを作ってこそ、真のストライカーだ」

今年に入って初の国家代表チーム間の試合(Aマッチ)が行われた14日、オマーンとの試合を5—0の大勝でおさめた韓国サッカー代表チームのウンベルト・コエリョ(54)監督。昨年、1—3の恥辱的な敗北を喫せられたオマーンを大破した後の嬉しい表情も束の間。彼は再び大極戦士らの競争心を触発するコメントを飛ばした。

これに対し「指輪の帝王」安貞桓(アン・ジョンファン、横浜)と「韓国のリバウド」薛鐗鉉(ソル・ギヒョン、アンデルレヒト)がストライカーとして名乗り出た。安貞桓はオマーン戦で2ゴール、薛鐗鉉は1ゴール、1アシストを記録した。

安貞桓は「攻撃型MFより最前方のストライカーが良い」と話し、今後も引き続き最前方ストライカーを引き受けるという意志を表明した。それに負けじと薛鐗鉉も、「所属チームでもワン・トップをやっている。ウィングよりストライカーが楽だ」とし、譲歩する考えがないことを示唆した。

二人の競争の中で、コエリョ監督は車ドゥリ(フランクフルト)と「リトル・マラドーナ」崔成国(チェ・ソングク、蔚山)もストライカー候補に追加した。専門家は主戦争いが激しくなって、これからサッカー代表チームの得点力が大きく向上すると予想している。

辛文善(シン・ムンソン)SBS解説委員は、「オマーン戦の大勝は落ち込んでいた雰囲気をアップさせたことに大きな意味がある。選手らが自信感を取り戻したため、これからは上昇ムードに乗るだろう。18日、水原(スウォン)ワールドカップ(W杯)競技場で行われるレバノンとの2006ドイツW杯アジア2次予選でも華麗なゴールバレードが期待される」と話した。

一方、海外派を含めて最強のメンバーが揃った代表チームは、オマーンとの試合で「W杯4強」らしい印象的なプレーを披露した。薛鐗鉉—安貞桓—車ドゥリの3人の攻撃手に攻撃型MFの朴智星(パク・ジソン)が加わったローテーションプレーはオマーンの守備ラインを壊滅した。また、左右ウィングのチェ・ウォングォンと金トンジン(以上安養)、守備型MFの金南一(キム・ナムイル、全南)らが強いプレッシャーを通じてミッドフィールドを掌握したことも良かった。ただスムーズでない攻守の組織力はもっと整えなければならないというのが専門家らの指摘。

代表チームは蔚山(ウルサン)で訓練を続けた後、17日ソウルに上ってきて、18日にレバノンとの試合に臨む。



梁鍾久 yjongk@donga.com