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三星の李承鎏、通算5度目のMVP

Posted October. 27, 2003 23:29,   

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「最優秀選手(MVP)は三星(サムスン)ライオンズの李承鎏(イ・スンヨプ)」

今年で5度目。プロ9年間で通算5回も最優秀選手賞を受賞するとは…。

壇上に上がった李承鎏は、韓国野球委員会(KBO)の朴容旿(パク・ヨンオ)総裁から2000万ウォン相当の純金のボールを受け取り、客席の方を振り向いて手まねきをした。夫人の李ソンジョンさん(21)が壇上に上がると、李承鎏は明るい微笑みを浮かべながらポーズを取り、写真記者らのフラッシュを浴びた。

李承鎏は、世界最年少で300ホームランを放った後、「300号ホームランまでは親に、その後のホームランは妻に」と言うほどの愛妻家。

アジア最多ホームラン新記録(56)を達成した今年、李承鎏のMVP受賞は当然だった。彼が及ぼした影響は実に凄い。ホームランを放つたびにファンは喜び、ホームランを放つことができないと共に惜しんだ。楽しい事のなかった人々には、彼は希望を抱かせてくれる意味ある存在だった。

今シーズンのMVPを競った韓国シリーズMVPのチョン・ミンテ(現代)も投票前、「当然、承鎏が受けるべきですよ」と李承鎏の業績を評価したほど。

7年連続30本塁打、6年連続三桁得点、シーズン最多打点(144)、世界最年少300ホームラン達成、アジア最多ホームラン…。日本プロ野球の松井秀樹(ニューヨーク・ヤンキース)と鈴木イチロー(シーアトル・マリナーズ)がそうだったように、国内舞台を平定した李承鎏はこれからさらに大舞台に進出する。韓国最高のバッターが大リーグでどれほど活躍できるか楽しみだ。

李承鎏は、「今年32本(通算300号ホームラン)のホームランを目標にしていたが、思いもかけなかった成績を出した。仲間やコーチングスタッフら、周りの人々がうまくいくよういろいろ助けてくれたのが秘訣だ。来年は新しい舞台で夢を実現したい」と、受賞の感想を述べた。

李承鎏は3日後、自由契約選手(FA)を申し込む予定。1週間の公示期間を経て、来月9日からFAとして米国球団側と正式に交渉できる。彼は「良い結果が出るだろう」と米国進出を楽観している。



金相洙 ssoo@donga.com