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韓米、在韓米軍の再配置で原則合意

Posted April. 09, 2003 22:19,   

韓米両国は、韓米連合軍戦力と安保態勢を弱体化させない方向で、ソウル龍山(ヨンサン)米軍基地の移転をできるだけ早く推進することにし、米第2師団など在韓米軍の再配置についても原則的に合意した。

国防部の車栄九(チャ・スング)政策室長と米国防総省のリチャード・ロ−レス東アジア太平洋担当副次官補は9日、国防部で共同記者会見を行い、こうした内容を盛り込んだ未来の韓米同盟政策構想に向けた合同会議、第1回会議の結果を発表した。

車室長とロ−レス副次官補はこの日、「今回の会議で在韓米軍の削減や米第2師団の漢江(ハンガン)以南への再配置は、議論されなかった」と話した。

しかし、この発言は「米2師団を再配置することで合意したものの、漢江以南に移す問題は議論しなかった」という意味で、米国側は今回の会議で第2師団を現在の漢江以北から移転させるという意思を明白にしたという。

これに対して、韓国側は米第2師団を移転させることに対する韓国国民の憂慮を伝えるとともに、代替敷地の用意と莫大な移転費用などを考慮して、これから相当期間は不可能だという立場を伝えたという。

双方は、これから軍事能力の進展によって韓国軍は在韓米軍が遂行してきた「選択された任務」を引き受けるなど、韓半島での安保の役割を強化する代わりに、在韓米軍は域内の安定にさらに寄与する方向に向かわなければならないということで合議した、と明らかにした。

この日の会見で「選択された任務」の具体的な内容は明らかにされなかったが、米第2師団が遂行してきた在韓米軍の前方防御の役割を縮小する代わりに、韓国軍の役割を拡大していくという意味であるため、北朝鮮に対する抑止力維持のための、韓国の防衛費負担が増える可能性が大きくなった。

双方は、部隊の移転過程で連合戦闘力と対北抑止力が弱体化されてはならないという原則にも合意した。韓国軍に戦時作戦統制権を返す問題は別途協議の枠組みを設け、中・長期的に議論していくことにした。また、来月米国で第2回会議を開催する。



尹相虎 ysh1005@donga.com