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韓国・北朝鮮・中国、国連で日本を強く非難

韓国・北朝鮮・中国、国連で日本を強く非難

Posted August. 16, 2001 09:55,   

韓国、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)と中国は、14日、スイスのジュネーブで開かれた第53回国連人権小委員会で、日本の小泉純一郎首相の靖国神社参拝と従軍慰安婦問題、歴史教科書のわい曲などを批判し、日本政府に対して国連人権機構の決議案と勧告事項を速やかに履行するようにと、促した。

韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)駐ジュネーブ公使は同日、「歴史教科書わい曲は、従軍慰安婦を反人道的犯罪として規定した国連人権機構の決議に違反する」とし、日本政府に過ちの是正を迫った。

北朝鮮のキム・ヨンホ代表も「戦争当時、性の奴隷行為は身体の自由を蹂躪しただけでなく、被害者に生涯、耐え難い肉体的苦痛を与えた反人論的犯罪行為」だとし、関連者の処罰を要求した。

人権小委の委員であるファン・グオシアン中国代表は、「日本が第2次世界大戦の責任を回避しているため、多くの問題が提起されている」と主張した。

これに対して、日本側代表の横田ヨウゾウ人権小委委員(東京大法学部)は、教科書検定制度は日本政府と関係がないとし、従軍慰安婦の補償問題は65年の韓日基本条約で解決されているとし、従軍慰安婦問題が教科書から削除されたことが是正されるよう努力したいと語った。

一方、同日、小委には趙時顯(チョ・シヒョン)・誠信(ソンシン)女子大教授など、韓国と日本の非政府組織(NGO)団体代表が参加して、日本の検定及び認定制度の廃止と従軍慰安婦に対する法的補償を強く要求した。