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「歪曲の歴史教科書が恥ずかしい」 三木武夫元首相夫人

「歪曲の歴史教科書が恥ずかしい」 三木武夫元首相夫人

Posted August. 07, 2001 10:20,   

三木武夫元首相夫人の三木睦子女史は、今年84歳だが、日本政府に苦言を呈することを惜しまない。

最近出版された、「毎日あきれることばかり」という本のなかで三木女史は、近頃の日本政治のありさまに怒りをぶちまけた。

著書は、今年2月の歴史歪曲教科書に反対する記者会見に参加したくだりから始まる。三木女史は、「年老いは、猫でも抱いて日向ぼっこでもしていなさい、という言葉をよく聞くが、教科書問題については黙っていられなかった」としながら、「日本でこのような教科書が作られたことは非常に恥ずべきことだ」と批判した。小泉純一𩒐首相の靖国神社公式参拝方針に対しては、「戦争を放棄した平和憲法は、日本が世界に自慢できる唯一のもの」だとし、参拝に反対の意見を述べた。韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との縁と感想を愛情に満ちた目で書き綴った内容も含まれている。三木女史は、およそ30年間アジア婦人友好会長を務め、10年前からは、元従軍慰安婦賠償運動をリードし、たびたび韓国と北朝鮮を訪問した。

女史の著書は、最後に次のような言葉で締めくくられている。「生きているうちに、統一した韓半島を見られたらどんなにすばらしいことだろうか。生涯、最後の夢はこれだ。何か役に立てられるようなことがあれば、いつでも駆けつける考えだ。やはり猫をひざにのせて日向ぼっこをするのは当分無理なようだ」。

三木女史は、韓国で開かれる2001年世界陶磁器エキスポに、南北の土を混ぜて作った陶磁器を出品するために、9月に韓国を訪問する計画だ。



沈揆先 ksshim@donga.com