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中国、昨年に6.7%成長…26年ぶりの最低値

中国、昨年に6.7%成長…26年ぶりの最低値

Posted January. 21, 2017 09:00,   

Updated January. 21, 2017 09:29

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中国の昨年の経済成長率は6.7%にとどまり、26年ぶりの最低値を記録した。中国経済が「保七(成長率7%を維持)」の高速成長時代に終止符を打ち、中低速成長時代に差し掛かっているという証拠だ。

中国国家統計局は20日、昨年の国内総生産(GDP)が前年比6.7%成長し、目標範囲である6.5〜7%を達成したと発表した。昨年の成長率は、1990年の3.9%以後最も低い数値だ。昨年第4四半期のGDPは、前年同期比6.8%が伸び、第1〜第3四半期全てが6.7%の成長率を記録したのよりは好転した。

3月初めに発表される今年の成長率目標値は「6.5%前後」になる可能性が高いという。特に、ドナルド・トランプ米大統領の就任後、米国との貿易紛争のため、中国経済成長はさらに萎縮するだろうという予測も出ている。トランプ大統領が公言してきた「中国製輸入品への45%の関税賦課」がそのまま実行されれば、中国の経済成長率を3%ポイント落とすだろうという分析も出ている。

昨年、不動産バブルなどで支えてきた経済成長も持続が難しい上、今年予告されている3度の米金利引上げを受け、外国為替の流出に拍車がかかることも、中国内需経済の活性化に否定的影響を及ぼすだろうという分析だ。専門家は、中国経済は、「保七」時代にピリオドを打ち、「6%台の成長率」を守るための「保六」時代になったと評価している。

中国が最大の貿易相手国(2015年の対中輸出依存度は26%)となっている韓国は、中国経済が中低速成長時代に本格的に差し掛かり、THAAD(サード,高高度防衛ミサイル)を巡る対立まで重なれば、さらに大きな影響を受けるだろうという懸念が出ている。韓国貿易協会によると、韓国の対中輸出は昨年は前年比7.7%が減少するなど、2年連続の減少となった。



具滋龍 bonhong@donga.com