24日、済州地方気象庁によると、23日の一日だけでも済州には12センチの雪が降った。これは1984年1月の13.9センチ以降32年ぶりの大雪となる。1923年、済州で観測を開始して以来、史上3番目の大雪ともいえる。5.5キロの上空にとどまっている氷点下40度の空気の塊が韓半島に押し寄せてきており、温かい済州にまで大雪や秒速30センチの強風が吹きつけている。25日も不透明なのが現状だ。済州地方気象庁によると、23日午前4時から出された大雪・強風特報は、25日午前まで続くものとみられる。
済州空港には24日も、平常通りに機能しなかった。23日の大雪のため滑走路が閉鎖となり、二日間空港機能が麻痺されたのだ。23日は295便、24日は516便、25日は40便あまりなど、現在まで計850余りの航空便が欠航となった。約12万人と試算される利用客が済州に孤立し、毎日1000人余りが空港で過ごしている。済州空港が巨大な避難所と変わったのだ。
韓国航空公社済州地域本部は、気象状況によっては25日午前9時から航空機運航を再開する予定だ。
済州の海路も、強風の影響で運航が統制されている。23日から、済州や釜山(ブサン)、全羅南道麗水(チョンラナムド・ヨス)や木浦(モクポ)などを繋ぐ9つの航路の旅客船14隻の運航が中止となり、乗客1万2000人余りが立ち往生している。
130センチを超える雪が積もった鬱陵島(ウルルンド)では、旅客船の運航中止で生活用品の供給が中止となり、住民たちが日常生活を営むのに苦しんでいる。江原江陵(カンウォン・カンルン)では、橋が崩壊するなど、全国のいたるところで寒波や大雪、強風による被害が相次いでいる。
제주=이형주기자 チェジュ=イ・ヒョンジュ記者 peneye09@donga.com