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カタール「残る北朝鮮労働者も送還」

Posted August. 02, 2018 08:51,   

Updated August. 02, 2018 08:51

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北朝鮮労働者の代表的なドル獲得派遣地の一つだった中東のカタールが、対北制裁決議の早期履行のために、残っている北朝鮮労働者全員を送還すると明らかにした。

カタールは先月23日、国連安保理に提出し、最近公開された対北制裁決議2397号履行報告書で、「残っている北朝鮮労働者に対する送還手続きが雇用主と調整を経て終わるだろう」と明らかにしたと、「ボイス・オブ・アメリカ」(VOA)が1日、伝えた。国連安保理は昨年12月、制裁決議2397号を採択し、2019年末までに加盟国にすべての北朝鮮労働者を追放するよう明示した。カタールには、昨年9月に約1000人の北朝鮮労働者がいたが、その後、送還者が増え、今年6月基準で150人が残っていると、カタール政府は明らかにした。カタールが国連決議の期限前に早期送還を決めたことで、平壌(ピョンヤン)に流れるドルはさらに断たれることになった。

ロシアで働く北朝鮮労働者の送還が最近実施されたという分析も出ている。先月30日、平壌~ウラジオストクの区間に高麗航空の旅客機2機と輸送機3機が異例にも同時に運航したが、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長のロシア訪問準備ではなく労働者送還に投入された可能性が高いと、政府当局は見ている。ある政府筋は、「ロシアには約2万人の北朝鮮労働者がいて、段階的に送還が行われているようだ」と話した。


黃仁贊 hic@donga.com