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「どうした朴賛浩」 今季初登板で完敗

Posted April. 02, 2003 22:18,   

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大リーグ、テキサス・レンジャーズの朴賛浩(パク・チャンホ、30)投手があっけなく崩れ落ちてしまった。「コリアン特急」という異名が恥ずかしいほど、最悪のピッチングだった。

2日、米国カリフォルニア州アナハイム・エディソン・フィールドで行われたテキサス−アナハイム・エンジェルス戦。先発登板した朴賛浩は、2回3分の2イニングの間ツーランホームランを含めて6安打4四球を許し、およそ6点を取られた。17打者を相手に57(ストライク27)のボールを投げながら三振をとれなかったのも、朴賛浩らしくない。1回(2点)と2回(1点)に四球と連続安打を許して失点した朴賛浩は、3回、天敵といわれるブラッド・フルマーにツーランホームランを打たれ、その後、ベンジー・モリーナに2塁打を打たれ、マウンドから降りた。一体、彼に何があったのだろうか。

全盛期に最高球速160kmを誇った剛速球は、この日見ることができなかった。144kmを超える投球も数少なかった。ほとんどが140km前半というそこそこの速度。

金星根(キム・ソングン)元LG監督は、投球フォームを指摘する。「ボールを投げ込むリリースのポイントが後ろの方にあるため、高いボールを投げ、制球力が落ちる」という。投球バランスが完全に崩れているという分析だ。

金元監督は、投球する前に、足を高く上げるハイキックの問題点も指摘した。「ハイキックは体が垂直に立っている状態で投げなければならないのに、朴賛浩は後ろのほうに体が傾きがちだ。ボールを押すように投げているため、そこそこのスピードしか出せず、飛んで行く軌道も左打者にちょうどよい」の述べた。

ク・ギョンベク京仁(キョンイン)放送解説委員は、マインドコントロールにその原因があるとみた。「過去のようなスピードが出ないことに対する負担感があまりにも大きいため、ピッチングそのものが不自然だ。前日、ライバルの野茂秀雄(LAドジャース)がアリゾナのランディー・ジョンソンを迎えて完勝を収めたことも、朴賛浩が無理した原因の一つであろう」と指摘した。

ひどい腰の故障に続き、昨年は太股の負傷で苦しんだ朴賛浩の負傷再発の可能性を提起する人もいる。河日成(ハ・イルソン)KBS解説委員は、「朴賛浩が負傷しているのに無理しているようだ。球を投げる時、腕がアンダースローのように下に下がるうえ、上半身が前の方に出て押すようにボールを投げる」と指摘した。

2日、テキサスは、朴賛浩の降板以降4人の投手を投入したが、安打を打たれ続け、0−10で完敗した。朴賛浩は、7日、シアトル・マリナーズ戦に登板し、通算90勝とシーズン初勝利に再度挑戦する予定だ。



田昶 jeon@donga.com