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朴泰桓の記録に0.09秒差の高2、競泳100m自由形のファン・ソンウ

朴泰桓の記録に0.09秒差の高2、競泳100m自由形のファン・ソンウ

Posted October. 30, 2020 09:49,   

Updated October. 30, 2020 09:49

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「子供たちに、『競泳』と言えばファン・ソンウの名前が浮かべるようにしたいですね」

新型コロナウィルスの影響でようやく10月に開催された今季最初の競泳大会(金泉★全国大会)は高校2年生のファン・ソンウ(17=ソウル体育高校)という「怪物」誕生の舞台だった。14日の男子高校部200m自由形(1分46秒31)と400mリレー(3分26秒58)で1位になったファン・ソンウは、15日には100m自由形(48秒51)と800mリレー(7分32秒54)で1位となり、16日は400mメドレーリレー(3分43秒63)でソウル体育高校の優勝をけん引し、5冠を達成した。

今大会で韓国競泳女子の看板、キム・ソヨン(26=慶尚北道庁、ウリィ金融グループ)ら4人が5冠を達成したが、ファン・ソンウが目立ったのは、男子高校部で出した記録が男子大学部と男子一般部の「先輩」たちを超えていることだ。とくに100m自由形は「マリンボーイ」朴泰桓(パク・テファン=31)が2014年に打ち立てた韓国記録(48秒42)にわずか0.09秒差に迫るタイムだ。男子大学部のイ・ユヨン(韓国体育大学)の100m自由形(49秒65)と200m(1分49秒87)の優勝記録もファン・ソンウに大きく遅れている。

ファン・ソンウは、「コロナでプールが閉鎖され、大会も次々と中止されたけど、逆にチャンスだと受け止めて体作りに打ち込んだ結果だと思う」と話した。身長(185センチ)は高いけど、体重は68キロと痩せた体形だったが、今年は体重を増やしながら(72キロ)筋肉がついてさらにパワーが強くなった。肉体の進化とともに、中学校3年(2018年)の時に51秒53だった100m自由形のタイムを、昨年は50秒28、今年は48秒51と恐ろしい勢いで短縮している。

ソウル体育高校のイ・ビョンホ監督は、「競泳で70~80%を占めるのは腕を動き方だが、ファン・ソンウは腕が長くて水に乗る感覚が優れている。また、どの舞台でも気負いせず、自分の泳ぎができる。朴泰桓の記録を超えるのは時間の問題だ」と褒め称えた。

記録向上に自信がついてから夢も大きくなった。昨年まではオリンピックは「出場」目標だったが、今は、自身の主力種目(100m自由形、200m)で8人が出場する決勝進出に目標を高めた。


金培中 wanted@donga.com