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寡黙な制服の献身、胸に刻む

Posted January. 16, 2026 10:02,   

Updated January. 16, 2026 10:02


「極限の災害状況では、ほかのことを考える余裕もなく、体が先に反応して動きました。一人では難しかったはずですが、信頼して支え合える仲間がいたからこそ、安全かつ迅速に救助活動ができました」

第14回「栄えある制服賞」の大賞に選ばれた東海(トンへ)海洋警察庁蔚珍(ウルチン)海洋警察のカン・ビョンモ警長(34)は15日、ソウル中区(チュング)の韓国プレスセンターで開かれた授賞式で、昨年3月、慶尚北道(キョンサンブクド)の大規模な山火事が盈徳郡景汀(ヨンドックン・キョンジョン)3里の海岸集落にまで拡大した際、同僚とともに孤立した住民61人を救助した当時を振り返った。

カンさんは当初、同僚と陸路で集落に入ろうとしたが、道路にまで及んだ炎で接近できず、小型救助艇で海岸の防波堤に近づき、住民33人を救出した。さらに車両で集落に入り、逃げ遅れた高齢者ら住民28人を追加で救った。「山火事の際、孤立した住民の叫び声や目の様子が今も鮮明で、なかなか眠れないこともある」と語る一方、「あらゆる状況で救助に臨めるよう、能力の強化に努めている」と話した。

2020年に任官して以降5年7か月間、海上で発生した船舶の座礁事故現場に投入されるなど、人命救助や火災対応、事故予防に献身してきた。昨年8月には、慶尚北道蔚珍郡の進福(チンボク)港近くの海岸で行方不明者が出た際、水深3.5メートルの地点で発見し救助している。

「栄えある制服賞」は、国家と国民のために尽くす制服公務員の労をたたえる目的で、東亜(トンア)日報とチャンネルAが2012年に制定した。今回は大賞1人のほか、制服賞6人、為民警察官賞1人、為民消防官賞2人、為民海洋警察官賞1人の計11人が表彰された。


クォン・グヨン記者 チョン・ジョンヒョン記者 9dragon@donga.com