
韓国産のりが世界的な人気を集め、ラーメンに続き年間輸出額10億ドル(約1兆4000億ウォン)クラブ入りが見込まれている。政府は爆発的なのりの輸出増加を受け、日本式呼称の「ノリ(Nori)」や英語の「シーウィード(Seaweed)」ではなく、「GIM」として海外表記を統一する作業に着手した。
3日、韓国農水産食品流通公社(aT)の農食品輸出情報によると、今年1~9月ののりの輸出額は8億8238万ドル(約1兆2589億ウォン)に達し、前年同期比で14.0%増加した。10年前の同時期(2億2245万ドル)と比べると約4倍の水準で、このペースが続けば、今年の輸出額は無理なく10億ドルを突破すると見込まれている。2023年に策定された「第1次のり産業振興基本計画」では、輸出額10億ドルの達成時期を2027年としていたため、当初の目標を2年前倒しで実現することになる。
Kフードのうち輸出額が10億ドルを超えた品目は、のりのほかラーメンがある。昨年のラーメンの輸出額は12億4900万ドルで、前年より約31.1%増加し、初めて10億ドルを突破した。のりは昨年は9億9700万ドルと過去最高を記録したが、10億ドルの壁は越えられなかった。
今年9月までの韓国産のりの輸出先は、日本が1億8976万ドルで最多。次いで米国(1億8326万ドル)、中国(8921万ドル)、タイ(8298万ドル)の順だった。輸出額の増加率では中国が前年同期比41.4%と最も高く、日本は18.4%、米国は14.2%増加した。
Kドラマなどを通じて海外で知られるようになったのりは、最近ではエコで健康的な食品として、また菜食やダイエット食品として注目されている。キンパプ(のり巻き)、のりサラダ、のり天など、のりを活用した料理やスナックなどの手軽な製品が世界各地で紹介され、需要が高まっている。李在明(イ・ジェミョン)大統領は先月30日、来韓した高市早苗日本首相に韓国産のりを贈った。最近では、アニメー映画『KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ』の登場人物がキンパプを食べるシーンが登場し、話題を集めた。
イ・チュクボク記者 ナム・ヘジョン記者 bless@donga.com






