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「休憩時間にショートフォームに夢中」、青少年5人に1人が「過依存危険群」

「休憩時間にショートフォームに夢中」、青少年5人に1人が「過依存危険群」

Posted June. 19, 2025 09:31,   

Updated June. 19, 2025 09:31


「勉強している息子に休憩時間を与えると、『ショートフォーム』(1分未満の短い映像コンテンツ)を見るのに夢中になります」

京畿道高陽市(キョンギド・コヤンシ)で小学5年生の子どもを育てているイ某さん(43)は、「息子は親指で、休む暇もなく画面を下ろす」とし、「制止しなければ、1時間見ることもある」と話した。イ氏の子どものように、インターネットやスマートフォンなど、オンラインに過度に依存し、日常生活に支障をきたしている青少年が5人に1人の割合であることが分かった。専門家の支援が必要なほど、深刻な中毒児童生徒が増えている。

女性家族部が今年4月から先月9日まで、全国の小中高生123万4587人を対象にインターネットとスマートフォンの利用習慣診断調査を行った結果、21万3243人(17.3%)がオンライン依存危険群に分類された。昨年の同調査では、オンライン依存危険群の割合が調査対象123万9137人のうち22万1029人(17.7%)とやや高かった。女性家族部は、インターネットやスマートフォンへの過度な依存で苦しんでいる青少年を発掘し、治療を支援するため、2009年から毎年、同調査を行っている。

専門家の支援が必要なほど、深刻に中毒になった児童生徒は増加傾向にある。過依存危険群は、専門機関の助けが必要な「危険使用者群」と注意が必要な「注意使用者群」に分かれるが、危険使用者群が増加したのだ。インターネット危険使用者群は、2023年は1万6490人、2024年は1万7305人から今年は1万7525人に増加した。スマートフォンの危険使用者群も、2023年は1万4766人、昨年は1万4408人、今年は1万4815人に増えた。

専門家たちは、深刻なオンライン中毒症状を見せる児童生徒が増加した理由の一つとして、ショートフォームコンテンツの拡散を挙げている。長い時間視聴しなければならない「ロングフォーム」コンテンツとは違って、ショートフォームは瞬間的に視聴し、脈絡が削除された刺激的な情報を受け入れる時が多く、中毒性がさらに大きい。ソウル峨山(アサン)病院小児青少年精神健康医学科のイ・テヨプ教授は、「ショートフォーム中毒に、青少年が大人よりさらに脆弱になるしかない」とし、「長いコンテンツを消費しなくなり、注意力が短くなる可能性がある」と述べた。

学年別オンライン過依存危険群は、中学生が8万5487人、高校生が7万527人、小学生が5万7229人で、中学生が最も多かった。性別では、男子青少年(11万6414人)が女子青少年(9万6829人)より多かった。


パン・ソンウン記者 チョ・ユラ記者 bbang@donga.com