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ゼレンスキー氏「少なくとも155人の中国人がロシア軍に加担し戦闘中」 ロイターなど報道

ゼレンスキー氏「少なくとも155人の中国人がロシア軍に加担し戦闘中」 ロイターなど報道

Posted April. 11, 2025 08:12,   

Updated April. 11, 2025 08:12


ウクライナのゼレンスキー大統領が、ウクライナでロシア軍と共に戦っている中国人が少なくとも155人にのぼると主張した。ロシア領土であるクルスクで戦闘中の北朝鮮軍とは異なり、中国人はウクライナ領土で交戦中に捕らえられたとされる。ロシア軍を助け、ウクライナ軍と戦う外国軍隊と人員の活動が拡大しているのではないかという懸念が高まっている。

9日、キーウ・インディペンデントやロイター通信によると、ゼレンスキー氏は同日、「ウクライナ領土内でウクライナと戦っている中国人が155人もいる」とし、「私たちは引き続き情報を収集しており、(中国人が)これよりもはるかに多くいると信じている」と述べた。特にゼレンスキー氏は、「(中国人)155人については、旅券情報、出身地、中国の文書、年齢などを把握した」とし、彼らはロシア第70独立警備自動車化狙撃旅団、第255狙撃旅団などに服務していると説明した。

これに先立ちウクライナは、自国領土内の激戦地である東部ドネツクでロシア軍と共に戦っていた中国人2人を捕虜にし、彼らの情報を8日に公開した。

現在、ウクライナ内外では、国家レベルで軍隊を派遣した北朝鮮とは異なり、中国人は傭兵として参戦したと見ている。ただし、ウクライナでは、中国政府が自国民がロシア軍に傭兵として参加することを黙認したという批判が起きている。また、ウクライナは中国当局がロシアと共に戦う中国人に指示を出しているかどうかも調査している。ゼレンスキー氏は、「彼ら(ロシア)はTikTokをはじめとする中国のソーシャルメディアを通じて(戦闘参加の)広告を出しており、中国政府はこの事実を知っている」と指摘した。また、ウクライナは中国人2人を逮捕した後、中国大使を呼び出し、公式な説明を求めた。

しかし、中国は政府の関与はなかったという立場だ。中国外務省の林剣報道官は9日の定例記者会見で、「中国政府は常に国民に対し、武力衝突地域から遠く離れ、いかなる形であれ武力衝突に関与しないよう求めてきた。特に、どちら側の軍事行動にも参加しないよう求めてきた」と述べた。


趙은아 achim@donga.com