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トランプ氏、「ロシア派兵中止」条件で金正恩氏とスモールディールの可能性

トランプ氏、「ロシア派兵中止」条件で金正恩氏とスモールディールの可能性

Posted February. 20, 2025 08:59,   

Updated February. 20, 2025 08:59


「トランプ米政権が、ウクライナ戦争と関連して(スモールディールを条件に)北朝鮮とロシア派兵及び兵器供給の中止を交渉する可能性がある」

ビクター・チャ米戦略国際問題研究所(CSIS)韓半島担当部長(写真)は18日、米ワシントンで開かれたセミナー「トランプ政権における米国の同盟とパートナー」で、トランプ大統領が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記との会談を再開する可能性があるとし、このように述べた。トランプ政権は、公式には「北朝鮮の非核化」を表明したが、実質的には大陸間弾道ミサイル(ICBM)など米本土への直接的な脅威が解消されれば、ロシア派兵と兵器支援の中止を条件にスモールディール(核軍縮と対北朝鮮制裁解除の交換)に踏み切る可能性があるということだ。

チャ氏はセミナーで、米朝首脳会談の可能性を問われ、「過去(第1次トランプ政権の時)米朝首脳会談が失敗に終わったので、今回は新たな枠組みでアプローチするだろう」とし、「第2次トランプ政権が公式には『検証可能で不可逆的な非核化(CVID)』に言及するものの、実質的には『米国第一』の観点からアプローチする可能性がある」と分析した。そのうえで「『米国第一』戦略を北朝鮮に適用し、核兵器及びICBMの脅威を無力化することに焦点を当てる可能性がある」と見通した。北朝鮮の完全な非核化を追求している韓国、日本とは異なり、米本土を脅かす可能性のあるICBMの開発中止などを条件に、トランプ政権がスモールディールに乗り出す可能性があるということだ。

実際、トランプ政権は最近、日米首脳会談の共同声明などで「北朝鮮の非核化」を公式化したが、ヘグセス米国防長官とトランプ氏は北朝鮮を「核保有国」と呼び、「正恩氏と再び接触する」と発言するなど、北朝鮮への融和メッセージを送っている。

弾劾政局で韓国の対米外交が困難に陥っているという言及もあった。チャ氏は、「他の国の対米交渉を見る韓国は、まるで駄菓子屋の外でガラス越しに見ている子どものような状況だ」と強調した。

チャ氏はまた、米朝対話と関連して、韓国最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表が米紙ワシントン・ポストとの最近のインタビューで、トランプ氏の米朝対話再開の努力を支持し、「トランプ大統領をノーベル平和賞候補に推薦することも検討する」と述べたことにも触れた。第1次トランプ政権だった2019年当時、大統領府が「トランプ大統領がノーベル平和賞を受賞する資格が十分だというのが文在寅(ムン・ジェイン)大統領の考えだ」と明らかにしたように、現在、「共に民主党」も米朝対話と関連して同様の立場を取っていることを言及したとみられる。


金相雲 sukim@donga.com