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落葉松

Posted November. 25, 2023 10:05,   

Updated November. 25, 2023 10:08


修学能力試験が終わって間もないのに、「うちの子は浪人する」と言う友人に会った。口調は淡々としていたが、表情は疲れているように見えた。彼女の残された力は、彼女にではなく、すべて「うちの子」に向かう。子どもも大変だろうが、母親は子どもの荷を代わりに背負ってあげたいと思うほどつらい。

親とは不思議な存在だ。一日中自分のことばかり考えることはできないが、一日中子どものことは考えることができる。自分の喉には何を入れても構わないが、子どもの喉には良いものだけをあげたい。この世にこれほどの片思いはない。見返りがないことがわかっていても、してあげたい。

すべての愛がそうであるように、より愛する人がより弱い。もっと愛する人がいつももっと苦しい。その事実は、親と子の関係から完璧に証明される。親の中の張り裂ける心は、親になってみないと分からない。どれほどやきもきしたことか、心は赤く張り裂け、紅葉になった。内側から込み上げ、枝先についた葉になった。木を母、落葉を張り裂ける心と見る詩人の捉え方が、ウィットに富みながらも少し切ない。

秋だ。通りには落葉が溢れ、転がっている。今日は、母親の血の涙を思い出し、踏むことができない。