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「地中海が燃えている」

Posted July. 29, 2023 08:22,   

Updated July. 29, 2023 08:22

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「地球温暖化(global warming)の時代は終わり、地球沸騰(global boiling)の時代が来た」

国連のグテーレス事務総長は27日(現地時間)、「今年7月は史上最も暑い月」という世界気象機関(WMO)の分析をもとにこのように警告した。さらに、「現在の気候変動は恐ろしい状況だが、始まりにすぎない」と付け加えた。

アジア、北米、欧州など世界各地が異常高温に見舞われている。米国では、一部の都市の気温が50度を超えるなど記録的な猛暑が続き、連邦政府が猛暑警報を発令した。欧州南部やアフリカ北部など地中海地域は熱波(長期間の猛暑)と山火事に悩まされている。「地球の温度が急激に上昇する傾向の一部」という分析が出ている。

●国連事務総長「地球が沸騰している」

WMOは同日、「7月1~23日の地球の平均気温は16.95度で、この3週間が地球が最も暑かった3週間であることが確認された」と明らかにした。欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス(C3S)」の観測データを分析した結果だ。これは、史上最も暑い月として記録された2019年7月の16.63度を上回る。WMOは現在の傾向から、今年の7月は史上最も暑い月になると予想した。

WMOは、98%の確率で今後5年以内に今年の7月よりも暑い天候が到来すると予測した。また、5年以内に地球の平均気温が産業化以前(1850~1900年)の時期より1.5度以上高くなる確率は66%に達すると見た。

WMOのペッテリ・ターラス事務局長は、「今年7月に世界の数百万人に影響を与えた天候は、残念ながら気候変動の厳しい現実」とし、「温室効果ガスの排出を減らす必要性がこれまで以上に大きい」と強調した。CS3のカルロ・ブオンテンポ局長も、「記録的な気温は、地球温度が急激に上昇する傾向の一部」と説明した。

グテーレス氏はWMOの発表直後、「恐ろしい気候変動が始まった。北米、アジア、アフリカ、欧州地域が『壮絶な夏』を迎えることになった」と話した。また、「これ(『沸騰する地球』)は地球全体の災害であり、明らかに人間の責任だ」とし、加盟国が直ちに気候変動を止める行動に乗り出さなければならないと訴えた。

●バイデン大統領、「米国では毎年600人以上が猛暑で死亡」

米国では猛暑が1ヵ月以上続いている。南西部を襲ったヒートドームが北東部まで拡大し、ワシントン、フィラデルフィア、ニューヨークなど東部の主要都市でも気温が38度前後まで急上昇した。米気象庁(NSW)によると、人口の半分を超える1億7千万人が「高温注意報」や「猛暑警報」の影響圏に入っている。電力需要も急増し、13州にエネルギー緊急警報が出された。

バイデン米大統領は同日、対国民演説で、「(連邦政府レベルの)猛暑警報の発令を指示した」と明らかにした。また、異常高温で毎年米国で600人以上の死者が発生していることを取り上げ、「衝撃的だ。誰もこれが正常な状況とは言えないだろう」と強調した。バイデン政権は高温現象を抑えるため、都心や居住地に10億ドル(約1兆2700億ウォン)を投入して木を植えると明らかにした。

中南米のメキシコでは、この4か月間、猛暑で249人が死亡した。アフリカ北西部のチュニジアでは24日、最高気温が50度を記録し、干ばつと水不足が続いている。チュニジア政府は、農地の水の供給や洗車など公共の場所の清掃のための水の使用も禁止した。

アジア地域の猛暑も危険水位に達している。27日、大阪の日中の最高気温は39.8度に達した。WMOによると、1991~2022年のアジア地域の温暖化速度は、1961~90年の期間の温暖化速度のほぼ2倍となった。


ユン・ダビン記者 イ・ギウク記者 empty@donga.com · 71wook@donga.com