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尹大統領「北朝鮮の挑発に立ち向かった西海の英雄を永遠に記憶する」、55人の名前を読み上げる

尹大統領「北朝鮮の挑発に立ち向かった西海の英雄を永遠に記憶する」、55人の名前を読み上げる

Posted March. 25, 2023 08:42,   

Updated March. 25, 2023 08:42

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「国家と国民を守ることが自分の夢だった永遠の海の男、55人の英雄の名前を読み上げます」

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は24日、国立大田顕忠院(テジョン・ヒョンチュンウォン)で行われた「第8回西海守護の日」記念式に出席し、第2延坪(ヨンピョン)海戦(2002年)、哨戒艦「天安(チョンアン)」沈没事件(2010年)、延坪島砲撃戦(2010年)の戦死者55人の名前を読み上げた。現職の大統領が彼らの名前を一人一人読み上げたのは初めて。尹大統領は名前を読み上げる前の26秒間、感情が高ぶったのか涙を流して言葉を失った。手で鼻と口を覆い、しばらく頭を下げていた。金建希(キム・ゴンヒ)夫人も尹大統領が名前を読み上げる間、涙を流していたという。尹大統領は演説で「韓国の自由を守った偉大な英雄たちを永遠に忘れない」と述べた。

尹大統領は、「北朝鮮の無謀な挑発は必ず代償を払わせる」とし、「韓国海軍と海兵隊の将兵らは、延坪海戦、大青(テチョン)海戦、天安沈没、延坪島砲撃戦など多くの北朝鮮の武力挑発から北方限界線(NLL)と韓国の領土を血で守った」と強調した。尹大統領が就任後初めて、公式メッセージで、天安沈没事件を「北朝鮮の仕業」と言及したのだ。

尹大統領は、「北朝鮮の核・ミサイルの高度化と挑発に対抗し、『韓国型3軸体系』を画期的に強化する」とも述べた。尹大統領は演説で、「北朝鮮の挑発」という表現を6度使った。

2020年と21年の「西海守護の日」記念式に出席した文在寅(ムン・ジェイン)前大統領が、将兵たちを称えながらも、「北朝鮮の挑発」という表現を明示的に使わなかったのとは対照的だ。20年の記念式では、天安の46人の勇士の一人である故ミン・ピョンギ上士の母親、ユン・チョンジャさんから「天安沈没は誰の仕業か」と質問を受けた。

ユンさんは同日、東亜(トンア)日報の電話取材に対し、「今日の記念式での演説を聴いて胸がすっきりした。墓域で大統領が『健康に気をつけてください』と言ってくれた」とし、「慰められた」と伝えた。「天安艦生存者予備役戦友会」会長のチョン・ジュンヨン氏は、「(前政権では)儀典のため隅の席に座ったが、今回は大統領の周囲に席を配置するなど、細かい部分にまで配慮してくれた」と伝えた。


申圭鎭 newjin@donga.com · 全主榮 aimhigh@donga.com