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「羅卿瑗氏は不出馬を」、 親尹系から羅氏の党代表戦立候補に懸念の声

「羅卿瑗氏は不出馬を」、 親尹系から羅氏の党代表戦立候補に懸念の声

Posted January. 07, 2023 08:44,   

Updated January. 07, 2023 08:44

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与党「国民の力」の権性東(クォン・ソンドン)議員の不出馬で事実上、金起炫(キム・ギヒョン)議員に支持を集める方針を決めた親尹陣営(親尹錫悦系)が、羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)元議員(写真)の不出馬を求めている。安哲秀(アン・チョルス)議員に続き、羅氏まで党代表争いに飛び込めば、三つ巴の混戦模様となるためだ。

親尹陣営議員らの勉強会「国民共感」の幹事を務める金汀才(キム・ジョンジェ)議員は6日、SBSラジオ番組で羅氏について、「政治は慎重かつ長い目で見るのが望ましい」とし、「今なさっていることは大変意味があり、何の結果も出さずにやめるのは残念な面がある」と話した。また、「職務を3ヵ月も担っていない。辞めて党代表に出馬するのは負担になるだろう」とし、「人口問題に集中して結果を出し、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府に大きな貢献をしてほしい」と付け加えた。羅氏が少子高齢社会委員会副委員長と気候環境大使を務めているため、関連業務に邁進し、全党大会に出るべきではないという意味だ。

親尹陣営が青年最高委員候補に推しているチャン・イェチャン青年財団理事長も同日、BBSラジオ番組で羅氏の出馬について、「重要な職に就いて数ヵ月も経っていない。そこで成果を出すことが党代表以上の重要性を持つ」と強調した。

親尹陣営が羅氏の不出馬を迫っているのは、羅氏が出馬するかどうかによって決選投票への進出者だけでなく最終結果まで混戦が予想されるためだ。改正された規則により、3月8日の全党大会当日の開票で過半数を得票する人がいなければ、1、2位が決選投票を行う。同党関係者は、「金氏と羅氏、安氏が激突する三つ巴になれば、過半数を得票する者が出にくく、予測できない混戦の様相を呈するだろう」とし、「支持層世論調査で上位圏にいる羅氏が出れば、金氏が決選投票に行けない可能性も排除できない」と話した。

全党大会の変数に浮上した羅氏は連日公開発言を続けながらも、出馬については確答を避けている。羅氏は同日、電話取材に対し「多くの党員が(出馬を)望んでいるようだ」とし、「旧正月の連休前後に決定する」と話した。また、KBC光州(クァンジュ)放送のインタビューでは、出馬するかどうか尋ねられ、「最近の全党大会の様子を見て、観戦だけすることが正しいのか悩みが深まった」とし、「(出馬に)少し固まりつつある。大統領は支持するべきだ」と話した。これに対して、ある与党関係者は、「もし羅氏が出なければ、親尹陣営の要求を受け入れる形になる」とし、「親尹の公開的な不出馬要請がかえって羅氏の出馬を煽る結果につながる可能性もある」と話した。


趙東住 djc@donga.com