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中国でゼロコロナ抗議の横断幕

Posted October. 15, 2022 08:48,   

Updated October. 15, 2022 08:48

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中国の習近平国家主席の3期目が確定する中国共産党の第20回党大会後も、新型コロナウイルス感染者が1人でも発生した場合、その地域を完全に封鎖し、住民をすべて隔離する「ゼロコロナ政策」は当分の間続く見通しだ。

国家衛生健康委員会新型コロナウイルス感染対策指導チーム長の梁万年・清華大教授は12日、中国中央テレビ(CCTV)とのインタビューで、来年3月以降もゼロコロナ政策を緩和する計画はないと述べた。党大会を準備する最終会議でもゼロコロナ政策に対して高く評価し、今後もこれを維持するという趣旨の議論が行われたという。この内容は党大会でもそのまま扱われるものとみられる。

しかし、中国当局のこのような態度は、ゼロコロナ政策の緩和を望む国民感情に逆行するという見方が多い。13日、北京市内に掲げられた習氏を批判する横断幕にも、「PCR検査はいらない、ご飯が欲しい」と書かれるなど、国民の反感が強い。

4月と5月に上海が全面封鎖されたことで、第2四半期の中国の経済成長率は0.4%まで急落した。米ブルームバーグ通信は12日、ゼロコロナ政策で経済成長が鈍化し、国民の不満が大きくなる場合、習氏の長期政権にとって最大の不安要因になる可能性があると分析した。


金祺容 kky@donga.com