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尹次期大統領、就任前に地域訪問を構想…当選者では異例

尹次期大統領、就任前に地域訪問を構想…当選者では異例

Posted March. 24, 2022 09:05,   

Updated March. 24, 2022 09:05

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尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領が、就任前に地域民心の声を聴く行動に出る。大統領当選者としては異例の地域訪問で、一部では6・1地方選挙を意識したのではないかという観測が流れている。

尹氏の報道官を務める金恩慧(キム・ウンヘ)氏は23日、ソウル鍾路区三清洞(チョンロク・サムチョンドン)の金融研修院での記者会見で、「地域の民生現場を見て回る日程を準備している」とし、「選挙期間にした国民との約束を実践し、国政課題に反映させるという意向を表明するため」と説明した。金氏は、訪問時期と地域については、「遠くない時期に検討している」とし、「原則は決まっているが、どの地域を訪問するかは決定し次第伝える」と述べた。

政権引き継ぎ委員会関係者は、尹氏の地域訪問について、「当選の感謝を伝え、国民との意思疎通を強化するという趣旨」と述べた。尹氏は前日、保守系最大野党「国民の力」の初当選議員との懇談会で、「地域の民心に耳を傾けてほしい」という一部議員の要請に前向きに答えたという。尹氏は14日にソウル南大門(ナムデムン)市場、15日に慶尚北道蔚珍(キョンサンプクト・ウルチン)の山火事被害現場を訪れたほか、政権引き継ぎ委員にも現場で答えを探すよう注文した。

尹氏が、当選者の身分では多少異例の地域訪問を計画していることから、政界では6・1地方選挙を念頭に置いているという見方もある。与党「共に民主党」のある当選2回の議員は、「通常、政権引き継ぎ委員会の序盤は、各省庁の業務報告や国政課題の選定など業務が過大な時期」とし、「強いて時間を割いて当選あいさつに回るということは、今から選挙を意識したとみられる」と話した。

尹氏は同日午後、ベトナムのグエン・スアン・フック国家主席と電話会談を行った。米国のバイデン大統領、日本の岸田文雄首相、英国のジョンソン首相、オーストラリアのモリソン首相、インドのモディ首相に続き6人目の電話首脳会談だ。両者は、韓-ベトナム修交30年を迎え、両国の相互協力強化などについて話し合った。尹氏は今週中、中国の習近平国家主席との電話会談も推進しているという。


姜聲煇 yolo@donga.com