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北京五輪、有観客も海外からの観客は入れず…ワクチン未接種は21日間隔離

北京五輪、有観客も海外からの観客は入れず…ワクチン未接種は21日間隔離

Posted October. 27, 2021 08:27,   

Updated October. 27, 2021 08:27

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中国が来年2月の北京冬季五輪を最小規模で開催すると発表した。不要な活動と手続きを減らし、五輪に投入される人員も大幅に削減する方針だ。新種のコロナウイルス感染対策の一環だ。

中国国営新華社通信など中国メディアが26日に報じたところによると、北京冬季五輪組織委員会は25日、五輪防疫守則を盛り込んだ防疫手帳(マニュアル)を公開した。初めて公開された防疫マニュアルは、選手や大会関係者らに適用され、今後1、2度の補完が行われる。

マニュアルによると、五輪のために用意した専用の交通機関や宿舎、付帯施設、競技場と練習場など、すべての空間は一つにつながった形で運営される。これらの空間は、まるでバブルを被せたように、外部の空間とは完全に隔離された閉鎖区域になる。大会参加者は限られた空間だけを行き来することが認められ、毎日コロナ検査を受けなければならない。コロナワクチン接種を完了していない大会参加者は、中国到着後21日間、北京で隔離しなければならない。

五輪に投入される人員を最小限に止める方針だが、選手団をサポートするために活動してきたボランティアらもなくなりそうだ。無観客で行われた2020東京五輪とは違い、観客を入れる方針だが、規模を最小化する方針で、海外からの観客は受け入れない。

北京五輪を控え、米国と欧州連合(EU)の集団ボイコットの動きも続いている。しかし、専門家らは、実際にボイコットが実現する可能性は高くないと見ている。亜洲(アジュ)大学国際学部政治外交学科のキム・フンギュ教授は、「米国は最近、中国に融和的な姿勢を見せている」とし「中国との対立は米国の国内世論に悪影響を及ぼしかねない。来年に中間選挙を控えているバイデン政権としては、そのようなリスクを耐えようとはしないだろう」と分析した。


金祺容 kky@donga.com