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政府与党と大統領府間のトップ会議、「政治中立」意識し大統領選まで中止へ

政府与党と大統領府間のトップ会議、「政治中立」意識し大統領選まで中止へ

Posted October. 18, 2021 09:49,   

Updated October. 18, 2021 09:49

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与党「共に民主党」と政府、大統領府の首脳部が出席する「高位政府与党・大統領府間会議」が、来年3月の次期大統領選挙まで開かれない。民主党の大統領選の候補が確定し、本格的な大統領選の局面に入ったことを受け、大統領府が政治的中立を意識して言動に慎重を期するための措置と受け止められる。

与党関係者は17日、「毎週日曜日の夕方に集まって主要懸案を議論してきた高位政府与党・大統領府間会議を、次期大統領選挙まで暫定的に中止することにした」とし、「選挙後は、次期大統領引継委に重心が移るだけに、文在寅(ムン・ジェイン)政府の政府与党・大統領府間会議の活動は事実上終わった」と話した。

高位政府与党・大統領府会議は、与党代表、首相、大統領秘書室長などが出席し、閣僚など主要人事や不動産政策などを調整し、政務的判断を下す場だ。

大統領府の関係者は、「与党と大統領府は、誰が先というまでもなく共感した決定だ」とし、「大統領の政治的中立への意志が反映されたのは事実だ」と話した。大統領府と党が会うこと自体が政治的に誤解を生む恐れがあるため、会合そのものを行わないことにしたという。同関係者は「大統領が大庄洞(テジャンドン)疑惑に関連して迅速かつ徹底した捜査を指示したのも政治的判断なしに原則どおりメッセージを出した過程の一つだった」と付け加えた。

民主党執行部の関係者は、「調整が必要な政策的事案については、国会常任委員会を中心に別途に政府与党協議をすれば良い」と付け加えた。

文大統領は、李在明(イ・ジェミョン)候補との会合の時期については、「ひとまず党内の結束がさらに進むべきだ」という考えだという 一部では、大庄洞開発事業の特恵疑惑に焦点が当てられる18日と20日の京畿道に対する国政監査の後に会合が実現するとの観測が出ているが、国政監査などの「イベント」が会合時期を決める基準ではないという。結局、李氏が李洛淵(イ・ナギョン)前代表の支持層まで完全に抱き込む歩みを先に見せなければならないという。これに関連して、大統領府が多数が文在寅系寄りの李洛淵氏支持層を意識してペース調整に乗り出したのではないかという分析も出ている。


金志炫 jhk85@donga.com · 申晋宇 niceshin@donga.com