Go to contents

チームになればもっと強くなる…韓国が団体戦に強い理由は?

チームになればもっと強くなる…韓国が団体戦に強い理由は?

Posted July. 30, 2021 08:22,   

Updated July. 30, 2021 08:22

한국어

面白い偶然だろうか。それとも、世界的な新型コロナウイルス禍の影響だろうか。

韓国が28日まで2020東京五輪で獲得した金メダルは計4個。あいにくにも、この金メダル4個全べてが2人以上がチームになって成し遂げた成果だった。アーチェリーで今大会から正式種目に採択された混合を含め男女団体戦で金メダル3個を獲得し、フェンシング・サーブル男子代表チームも団体戦金メダルを獲得した。

以前は違った。梁正模(ヤン・ジョンモ)氏が1976年モントリオール大会のレスリング自由形フェザー級で韓国初の五輪金メダルを獲得して以来、2016リオデジャネイロ大会の女子ゴルフで朴仁妃(パク・インビ)が優勝するまで、韓国が取った金メダルは計90個に過ぎなかった。

今回の東京五輪で韓国の団体戦金メダルの割合がこれだけ増えたのは、普通、大会序盤に開かれるフェンシングと射撃種目で不振が大きな原因となっている。リオ大会ではフェンシング・エペ代表のパク・サンヨン(26)が「できる」と叫びながら韓国に初の個人戦金メダルをもたらした。しかし、今大会では、サーブル世界ランキング1位のオ・サンウク(25)でさえ誤審が疑われる中で準々決勝で敗退した。2012年ロンドン大会で韓国に最初の金メダルをもたらした「射撃皇帝」秦鍾午(チン・ジョンオ=42)も、メイン種目だった50メートルピストルがなくなった今大会では、手ぶらで帰ってきた。

こうした現象について国民(クンミン)大学のイ・ギグァン教授(体育学)は、「今回の五輪を控え、全世界的なコロナの感染拡大の影響で、どの国も他国選手に関する最新情報が不足していたのが事実」とし「アーチェリーやフェンシング・サーブルは韓国選手はレベルに大きな差がなかったため、相手選手に対する情報が不足する中でも団体戦戦略を組みやすかったはずだ。またコロナ対策がきちんと守られた鎭川(チンチョン)選手村で一緒に練習したのも役立ったはず」と説明した。

結局、韓国代表選手団は「社会的な距離」を規制する状況下でも練習を続けることができたことがが団体戦の金メダルにつながっているとの見受けられる。


黃奎引 kini@donga.com