Go to contents

中国トレイル大会で参加者21人が低体温症で死亡

中国トレイル大会で参加者21人が低体温症で死亡

Posted May. 24, 2021 08:14,   

Updated May. 24, 2021 08:14

한국어

中国の山岳地帯で行われたクロスカントリー大会で、ひょうを伴った豪雨と強風の悪天候で、21人が死亡する大惨事が発生した。クロスカントリー大会のコースが岩山などで険しいうえ、総区間が100キロもあって参加者の正確な位置把握が難しく、救助が遅れて死亡者が増えたとみられる。

23日、新華社通信など中国メディアによると、大会参加者172人のうち151人は救助され、21人が死亡した。2018年に始まり、今年で4回目のクロスカントリー大会は、中国北西部甘粛省景泰県の黄河石林地質公園で22日午前に開催された。スタートの時から天候が悪かったが、「厳しい自然に挑戦する」のがクロスカントリーの魅力でもあるとして大会を強行したという。

新華社通信は、「22日午後1時頃、参加者が高度が最も高い20~31キロ区間を通過していた時にひょうを伴った豪雨と強風が吹きつけ、気温が急激に下がった」とし、「死亡者の大半が低体温症で死亡したとみられる」と伝えた。救助されたある参加者は、中国メディアとのインタビューで、「ひょうのため雨がまるで弾丸のように感じられた」と話した。

大会が開かれた地域は最高峰が海抜3017メートルで、平均高度が海抜1480メートルの地域。普段も天候の変化はあるが、今回のような天候は初めてだと関係者たちは伝えた。突然気温が下がり、参加者は低体温を防ぐために抱き合って救助隊が来るのを待った。

死亡者21人の中には、中国トレイルランニングのトップ圏の選手、梁晶さんも含まれていることが確認された。


金祺容 kky@donga.com