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主要歴史人物の関係情報、データベース化

主要歴史人物の関係情報、データベース化

Posted April. 09, 2021 07:55,   

Updated April. 09, 2021 07:55

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韓国古典翻訳院は最近、主要歴史人物の血縁、姻戚関係など関係情報を一目で把握できる「韓国古典総合DB人物関係情報サービス」を公開した。

 

「人物情報」部門では、該当人物の生没年度や本貫、字(あざな)、号など基本的な情報を確認することができる。「関係人物」部門では、該当人物に関係のある主要人物を見ることができる。家族関係だけでなく、師弟関係、交遊関係まで出てくる。特に「人物関係網」をクリックすると関係性を視角的に見ることができる。

 

朝鮮時代の実学者、茶山(タサン)丁若鏞(チョン・ヤギョン、1762~1836)の場合、父親の丁載遠(チョン・ジェウォン、1730~92)、兄の丁若鉉(チョン・ヤクヒョン、1751~1821)など家族10人と金邁淳(キム・メスン)など交遊のある人々11人、蔡濟恭(チェ・ジェゴン)など師弟関係のある3人が検索できる。視角化された関係網で、「丁載遠」のように特定の名前をクリックすると、人物情報や関係のある人々を確認することができる。数珠繋ぎに人物情報を確認できるのだ。ただし、古典からの情報を基にしているため、知られている人物だとしても史料に十分な情報がない場合、脱落する可能性がある。茶山の妻の洪恵婉(ホン・へワン、1761~1838)は関係網になかった。

韓国古典総合DBにある韓國文集叢刊(古典文集約1250種を構成した叢刊)の解題や篇目 索引、古典翻訳書の脚注情報などで検索される人物の基本情報を基礎資料に活用した。翻訳院は、「特定人物に焦点を合わせた研究や歴史のストーリーテリングなどの文化コンテンツを創作するのに基礎資料に活用できる」と話した。


チェン・チェウン記者 chan2@donga.com