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バイデン氏、新型コロナワクチンを接種

Posted December. 23, 2020 08:17,   

Updated December. 23, 2020 08:17

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バイデン次期米大統領が、ファイザーとビオンテックが開発した新型コロナウイルスのワクチンを接種した。この様子はテレビやユーチューブで中継された。ワクチンの安全性が懸念されていることを受け、「次期大統領も接種する」ことを直接見せたのだ。

バイデン氏は同日午後、デラウェア州ニューアークのクリスティアナ病院で左肩に1回目のワクチンを接種した。78歳のバイデン氏は、接種後、「心配することは何もない」とし、「2回目接種が期待される」と話した。また、ワクチンの開発者や医療関係者に「多くを負っている」と感謝を伝えた。

バイデン氏はまた、トランプ政権のワクチン開発計画「ワープスピード作戦」について、「トランプ政権がワクチン開発に役割を果たした。称賛に値すると思う」と話した。バイデン氏の夫人のジル氏は同日午前に接種を受けた。ハリス次期副大統領はバイデン氏と時期をずらしてクリスマス後にワクチンの接種を受ける計画だ。これまでにペンス副大統領とペロシ下院議長、共和党のマコーネル上院院内総務などが公開でワクチンを接種した。

米国の防疫指令塔である米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長、アレックス・アザー保健福祉長官は22日、モデルナのワクチンを接種する計画だ。モデルナのワクチンは21日、世界で初めて米国で接種に入った。トランプ大統領がいつワクチンを接種するのかは明らかにしていない。

欧州も、ファイザーのワクチンを承認し、接種が秒読み段階に入った。欧州連合(EU)執行委員会は21日、ファイザーのワクチンが安全性基準に適合するという欧州医薬品庁(EMA)の承認勧告が出て数時間で承認決定を下した。これによりEU27ヵ国では早ければ27日から接種が始まるものとみられる。

 

こうした中、米議会は21日、8920億ドル(約989兆ウォン)規模の新型コロナウイルス追加経済対策法案を上・下院いずれも圧倒的な賛成で可決した。


兪載東 jarrett@donga.com