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ユネスコ無形遺産「燃燈会」のすべてを一堂で見る

ユネスコ無形遺産「燃燈会」のすべてを一堂で見る

Posted December. 18, 2020 08:43,   

Updated December. 18, 2020 08:43

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ユネスコ人類無形文化遺産に登録された「燃燈会」を、多角的に眺望した展示が開かれる。文化財庁国立無形遺産院(蔡洙喜院長)は、燃燈会保存委員会(保存委員長=ウォンヘン)と一緒に、18日から「千本柱の光・燃燈会」の特別展を国立無形遺産院(全羅北道全州市)ヌリマル2階の企画展示室で開く。

特別展は、燃燈会の歴史を皮切りに、昨今燃燈会が行われる過程、燃燈会に参加する様々な人々と燃燈を紹介する。展示の構成は、△第1部=燃燈会、儀礼から祭りへ、△第2部=ダイナミックな時代、変化する燃燈会、△第3部=和合の場、今日の燃燈会、△第4部=ユネスコ人類無形遺産の燃燈会として企画された。

仏教経典「顕友経」の中に表れた燃燈の起源、高麗時代と朝鮮時代の歴史文献を通じて燃燈会が展開される様子が確認できる。日本による植民地時代と近代を経て燃燈行列として再整備される過程、燃燈の製作方法も知ることができる。燃燈会の中心である灌仏意識(赤ん坊の仏の頂部に灌頂水を注ぐ儀式で、仏の誕生を祝い、心の煩悩を清めることを象徴)と燃燈づくりの体験も用意されている。

燃燈会は古代インドから始まり、仏教とともに統一新羅に伝播された。高麗と朝鮮時代を経て、国家儀礼や民間の歳時の祝日として行われ、今日は外国人も参加する文化祭となった。このような価値が認められ、2020年にユネスコ無形文化遺産の代表リストに登録された。来年2月28日まで。無料。


金民 kimmin@donga.com