
メジャーリーグ進出を果たした今年、3勝1セーブ、防御率1.62と印象的なシーズンを送ったセントルイス・カージナルスの金広鉉(キム・グァンヒョン=32)が来年は苦戦するだろう、との見方が
セントルイス情報を専門的に伝えるサイト「ビバ・エル・バードス」は13日、2021年にセントルイスのマウンドは苦しくなるだろうと予想した。同サイトがセイントルイスのマウンド状況について悲観的な見方を示した理由は、ヤディアー・モリーナ捕手とコルテン・ウォン二塁手らチーム守備の要となる選手たちが自由契約選手(FA)として交渉解禁になるからだ。まだ新天地は見つかっていないが、古巣に残る可能性は低いと同サイトは伝えた。彼らの活躍でセントルイス投手たちが本来の実力より好成績を挙げたという見方だ。
今年、金広鉉の「守備の影響から独立した防御率(FIP)」は3.88だった。防御率(1.62)と2点以上の差があった。来季にモリーナらが退団し、金広鉉が守備に助けられなくなれば金広鉉の防御率は4.32まで上がるだろうと、同サイトは予測した。金広鉉も「モリーナという良い捕手に出会えたのは大きなラッキーだった」と高く評価している。
モリーナの残留有無と関係なく、金広鉉は2021年にもチーム先発ローテの一角を担う見通しだ。セントルイスの地元メディア「ポスト・ディスパッチ」は、「セントルイスはカルロス・マルティネスのために金広鉉を(先発ローテから)外した経緯がある。これはミスだった。金広鉉は抑えではなく、韓国から先発として確実な地位を築いていた選手だ」と強調した。
一方、ポスティングシステム(非公開入札)を通じてメジャーリーグ進出を狙っているキム・ハソン内野手(25)については、トロント・ブルージェイズ入りを占うメディアが増えている。ブリーチャー・レポートは13日、キム・ハソンをメジャーリーグで新天地を探している選手の中で6位に位置付け、トロント行きを予想した。キム・ハソンが最近、トロントのエース、柳賢振(リュ・ヒョンジン)と韓国で夕食を共にしたことに注目した。これに先立ち、柳賢振は国内で行われたある表彰式に出席し、「(アドバイスを求めた)キム・ハソンと一緒に食事をした」と明らかにした。同サイトは、「トロントはキム・ハソンがチームのエースである柳賢振と一緒に夕食をした後に、彼の本心を把握しようとしただろう」とも書いた。
カナダメディアのTSNも先週、キム・ハソンのトロント入りが有力だと伝えた。キム・ハソンは、来年1月2日の午後7時(韓国時間)までメジャーリーグの30チームと自由に交渉することができる。
金培中 wanted@donga.com






