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平壌駐在のスウェーデン外交官ら国外退避

平壌駐在のスウェーデン外交官ら国外退避

Posted August. 21, 2020 08:09,   

Updated August. 21, 2020 08:09

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「ストックホルムもヨガをするのにそれほど悪いところではありません」

スウェーデンのヨアキム・ベルイストロム駐北朝鮮大使が19日(現地時間)、自身のツイッターに首都ストックホルムの「セルゲル広場」で撮影した写真を投稿し、このように述べた。ベルイストロム氏は平壌(ピョンヤン)に駐在していた時、ヨガを楽しむことで有名だった。最近、平壌を離れてスウェーデンに戻ったベルイストロム氏が、独自の方法で一種の「復帰申告」をしたのだ。スウェーデン外務省は最近、平壌駐在の大使館職員を全員退避させた。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、北朝鮮内の公館の「脱出ラッシュ」が相次ぎ、北朝鮮の「外交孤立」も深刻化している。

スウェーデンは公式には北朝鮮に現地スタッフが勤務しており、大使館自体は閉鎖していないというが、スウェーデン職員らは退避し、北朝鮮内のすべての西側国家の大使館が事実上、業務を停止した。ドイツは2月末、英国は5月末に駐平壌大使館を一時閉鎖し、職員を出国させた。平壌に大使館がないフランスも3月に平壌にある協力事務所を一時閉鎖した。北朝鮮の新型コロナウイルス対策によって物資の調達と移動が困難になったためだ。

スウェーデン大使館は北朝鮮との国交がない米国の利益代表を務め、米朝対話の「仲裁」役も果たし、北朝鮮内に公館がある西側国家の中で「最後の砦」と見なされてきた。スウェーデン外交当局も、ドイツと英国が大使館職員を退避させた時、「スウェーデンは北朝鮮内の役割が特殊で撤収は難しい」という反応を示した。そのスウェーデンがついに職員の退避という強硬措置を取ったのだ。平壌には中国、ロシアなど北朝鮮の友好国やインド、インドネシアなど一部の国家が公館を閉鎖していないが、国際社会で北朝鮮の孤立が進んでいるという観測も流れている。


韓基渽 record@donga.com