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ハンファQセルズ、米住宅と商業用太陽光市場で共に1位

ハンファQセルズ、米住宅と商業用太陽光市場で共に1位

Posted April. 27, 2020 08:47,   

Updated April. 27, 2020 08:47

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ハンファソリューションの太陽光事業ブランドであるハンファQセルズが昨年、米国の住宅・商業用太陽電池モジュールの市場で、それぞれシェア1位についたことが分かった。

26日、グローバルエネルギーコンサルティング会社・ウッドマッケンジーによると、ハンファQセルズは昨年、米住宅用太陽光発電市場でシェア25.2%で、米国のサンパワーなどを抜いて1位となった。シェアは、2018年比で11.1%ポイントが伸びた。また、商業用太陽光市場でもシェア13.3%で1位となった。特定の太陽電池モジュール企業が、米国の住宅および商業用市場で同時に1位となったのは、2013年以降ハンファQセルズが初めてだ。

ハンファQセルズは、米ジョージア州に設立した太陽電池モジュールの生産工場を昨年2月から商業運転して、現地に製品を納入している。この工場では、60万世帯が使用できる電力量である年間1.7GW(ギガワット)規模の太陽電池モジュールを生産できる。

ハンファQセルズは現在、太陽電池モジュール製品「Qピークデュオ」商品群を中心に、米国市場を積極的に攻略している。Qピークデュオには、太陽電池モジュールからの反射光を再吸収して発電効率を高めたハンファQセルズの「量子セル」技術が適用された。また、セル(発電板)を半分に切って出力を高める「ハーフセル」技術も入っている。ハンファQセルズは最近、ジョージア州のフェイスブックの新築データセンターに太陽電池モジュール約35万枚を出荷して、現地市場で話題を集めた。

ハンファQセルズは今後、米国市場で日照(日差しが照りつける)時間が長い西部地域を中心に、太陽電池モジュールの販売を拡大する計画だ。実際、米カリフォルニア州政府は今年から、新築住宅の太陽電池モジュールの設置を義務付けた。現地のエネルギー業界は、今年から2024年まで、カリフォルニア州地域だけで計1GWの住宅用太陽電池モジュールの需要が発生すると予想している。ハンファQセルズは、米南部地域であるテキサス・フロリダ州で住宅用補助発電システムとして、太陽光とエネルギー貯蔵システム(ESS)の設置需要が増えることにも注目している。

米国市場での成長に支えられ、ハンファQセルズの昨年の売上は3兆3552億ウォンで、2018年比で41%が伸び、営業利益は2235億ウォンで黒字転換に成功した。ハンファQセルズの関係者は、「今年は新型コロナウイルス感染症の拡散にも拘わらず太陽光発電の需要が増えており、今年第1四半期(1〜3月)の営業利益も、前年同期比で増えると見ている」と語った。


チ・ミング記者 warum@donga.com