Go to contents

中国湖北省滞留者は韓国入国を全面禁止

Posted February. 03, 2020 08:22,   

Updated February. 03, 2020 08:22

한국어

政府は、新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の拡散を防ぐために、中国湖北省を訪問したり、滞在した外国人の入国を全面禁止することにした。済州島(チェジュド)を訪れた中国人旅行者の感染が確認され、済州の「ビザなし」訪問も中止となった。国内では、日本国内の感染確定患者と接触後、韓国に来た中国人男性が確定判定を受けるなど、従来の防疫対象ではなかった「第3の経路」を通して患者が出ている。

丁世均(チョン・セギュン)首相は2日、「4日0時から新型コロナが拡散されている中国湖北省に最近14日以内に訪問したり、滞在したことがあるすべての外国人の入国を全面禁止する」と明らかにした。韓国国民の場合、入国後14日間自己隔離措置を取る。済州特別自治道と協議の上、済州特別法によるビザなし入国制度も一時的に中止する予定だ。

週末に新しい患者が4人がさらに増えたことで、2日まで患者は計15人と集計された。1日に発表された12番目の患者(12番患者)は、49歳の中国人男性で、日本で観光ガイドの仕事をしていた時に日本の確定患者と接触したことが分かった。先月19日に入国後、日本患者の勧めで、保健当局に申告し、今月1日に確定判定を受けた。中国以外の国の入国者としては初めての確定患者だ。

日本政府は、患者が韓国に居住地があるにも拘わらず、中国国籍だという理由で自国患者との接触事実を中国政府にのみに通知した。韓国保健当局は、12番患者が自ら申告するまでに関連内容について全く知らずにいた。韓中日3カ国間の感染症予防協力システムが正常に働かなかったのだ。12番患者の妻である40代の中国人女性も、国内で夫によって感染(14番患者)されたことが確認された。

チャーター機で入国した武漢同胞患者からも初めて出た。2日に発表された13番患者(28・韓国人男性)は先月、最初のチャーター機に乗って到着し、中国出国検疫と韓国による機内検査、入国検疫まで通った「無症状入国者」だ。15番患者(43・韓国人男性)は先月20日に4番患者(55・韓国人男性)と同じ飛行機に搭乗した乗客で、自己隔離の対象者だった。

中国外交部などによると、2日現在62カ国が新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)と関連して中国人入国と関連した統制措置を実施している。措置は4段階に分けられる。米国など5カ国が中国人の入国制限、ロシアなどの6カ国が中国人へのビザ発給制限、韓国、日本など7カ国が湖北省出身の中国人や湖北省経由旅行者の入国制限、英国、フランスなどの44カ国が、体温測定などの健康状況提出措置を取っている。


李美智 image@donga.com · 尹完準 zeitung@donga.com