Go to contents

文大統領、「韓半島に平和定着すれば新しい挑戦空間が作られる」

文大統領、「韓半島に平和定着すれば新しい挑戦空間が作られる」

Posted December. 19, 2019 07:52,   

Updated December. 19, 2019 07:52

한국어

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は18日、「韓半島の平和が定着すれば、新しい挑戦空間が作られる」とし、「南北の道路と鉄道が連結されれば、ユーラシア大陸を経てスカンジナビアまで陸路が開かれるだろう」と述べた。中国とロシアが北朝鮮に対する制裁免除を推進している南北鉄道・道路連結推進の意思を再び強調したのだ。

文大統領は同日、訪韓したスウェーデンのロベーン首相とソウル松坡区(ソンパク)のあるホテルで開かれた韓国とスウェーデンのビジネス・サミットに参加し、「平和が経済であり、経済がまさに平和ということをスウェーデンが証明した」と強調した。ビジネス・サミットには約80人のスウェーデン経済使節団と共に、韓国側からは三星(サムソン)電子の尹富根(ユン・ブクン)副会長、現代(ヒョンデ)自動車の孔泳云(コン・ヨンウン)社長、KTの黄昌圭(ファン・チャンギュ)会長、NCソフトのユン・ソンイ社長ら約350人が参加した。

特に文大統領は、「韓半島の平和は、大陸と海洋のネットワークの連結につながる」とし、「韓半島を拠点に北極航路が結ばれ、太平洋・北極海に環境にやさしい船舶が活発に行き来するだろう」と述べた。中国とロシアは16日(現地時間)、国連安全保障理事会に南北鉄道・道路協力事業を制裁対象から免除し、北朝鮮の海産物や繊維の輸出禁止の解除を求める決議案を提出した。しかし、これに対して米国務省は、「今は制裁緩和を検討すべき時ではない」と一蹴した。

文大統領は同日、大統領府でロベーン氏と首脳会談を行い、韓半島の平和と安定に向けたスウェーデン政府の持続的な支持と役割を求めた。スウェーデンはケント・ハールステット韓半島担当特使を任命し、10月にストックホルムで米朝実務協議の開催を支援するなど、積極的な役割を果たしてきた。ロベーン氏は、訪韓中に非武装地帯(DMZ)を訪れる予定だ。文大統領とロベーン氏は同日1時間30分ほど夕食を共にした。


パク・ヒョモク記者 tree624@donga.com