英王室「女王のＳＮＳ管理責任者を募集」

「英女王のデジタル・エンゲージメント担当責任者を募集。年俸４万５千～５万ポンド（約７千万～７８００万ウォン）。理事級の待遇、フルタイム。ランチ提供」

英王室が１２日（現地時間）、エリザベス女王（９３）のインスタグラムやツイッターなどソーシャルメディアのアカウントを管理する専門家を募集するという内容の採用公告をインターネットの求人求職サイト「LinkedIn（リンクトイン）」に掲載した。

英王室は公告文で、「世界のフォロワー数百万人が見守る女王のデジタル・エンゲージメント・ネットワークを管理し、デジタルメディアの専門家で構成された小数精鋭チームを率いる能力がある人物、英王室のデジタルネットワーク戦略を主導的に発展させるインターネットとデジタル・ソーシャルメディアのプラットホーム専門家を望む」と明らかにした。週５日、３７.５時間勤務で、年休３３日（公休日含む）。この公告に１４日までに約２００人が応募した。締め切りは２４日。

米紙ニューヨーク・タイムズによると、英王室のマケイブ報道官は、「デジタルコミュニケーション業界で管理者として長年経歴を積み、離職を考えている専門家を望む。信頼される会社でソーシャルメディア・ネットワークを組織し、管理した経験のある、インターネットを通じて発生する利益を最大化し、危険を最小化する能力を備えた人物を望む」と明らかにした。

同紙は、採用公告が女王の次男のヨーク公アンドルー王子（５９）のスキャンダルで王室の内外が騒々しい中、出てきた点に注目した。アンドルー王子は、８月に自殺した米国の富豪ジェフリー・エプスティーン氏のニューヨークのマンションで、１８年前に若い女性にセクハラをしたという疑惑を受けている。ボストン大学のアリエン・チョノック教授は、「英王室の今回の採用公告は、組織のイメージ管理にソーシャルメディアがどれほど重要かを示す例」と指摘した。


孫宅均 sohn@donga.com