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南北東海線道路、3日間の「速成点検」

Posted December. 21, 2018 07:27,   

Updated December. 21, 2018 07:27

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韓国と北朝鮮が、東海(トンヘ)線道路「事前現場点検」を21~23日に実施する。26日に行われる鉄道・道路連結の着工式の前に南北が約束した現場調査の実施が難しくなり、点検の形式に変更したのだ。しかし、調査の装備を一つも持っていかず、着工式前の「見かけだけの点検」という指摘が出ている。

20日、統一部によると、南北は東海線道路の北朝鮮側の区間(古城~元山100キロ)に対する点検を21日から3日間実施する。統一部、国土交通部、専門家ら約10人が現場を訪れる。北朝鮮側からも10人余りが参加する。南北は当初、10月15日の高官協議で、「着工式に向けた現場共同調査を行う」ことで合意した。これにより京義(キョンウィ)線鉄道・道路、東海線鉄道に対する現場調査が行われたが、東海線道路は日程を決めることができなかった。これに対し「一部の現場は一度も行かずに着工式が行われる」という批判も起こった。

紆余曲折の末、南北が着工式前に東海線の現場を訪れることになったが、ちゃんとした調査とは程遠い。統一部は当初、「東海線道路調査に1週間はかかる」と言っていたが、今回の点検は3日間で終わる。調査の装備もなく、目視で点検する。装備を北朝鮮に搬入するために必要な制裁免除の承認を受けることができないためとみえる。

これとは別に、24日に開城(ケソン)地域の4キロ区間で京義線道路の追加点検が行われる。統一部当局者は、「26日の開城板門(パンムン)駅の着工式の準備とは関係のない道路調査」と説明した。


黃仁贊 hic@donga.com