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南北、10年ぶりに西海NLL不法操業の漁船情報を交換

南北、10年ぶりに西海NLL不法操業の漁船情報を交換

Posted November. 03, 2018 09:07,   

Updated November. 03, 2018 09:07

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韓国と北朝鮮が2日、9月19日の軍事合意書と第10回将官級会談合意の履行に向けて西海(ソヘ・黄海)上の北方限界線(NLL)付近の第3国の不法操業船舶に関する情報交換を再開したと、国防部が明らかにした。

 

国防部は、「南北軍当局が午前9時、西海地区の軍通信線で西海上で操業中の第3国の不法操業船舶の現況を交換した」と説明した。第3国の不法操業船舶とは中国漁船のことを指す。これに先立ち南北は2004年6月4日、第2回将官級会談で、中国漁船のNLL付近の不法操業現況を交換することで合意し、05年8月から1日に2度、固定電話とファックスで関連情報(不法操業船舶の数や位置、操業時間など)を相互に通知したが、08年5月以降中断していた。約10年ぶりに情報共有が再開されたのだ。

南北がNLL付近の中国漁船の不法操業の情報を常時交換すれば、取締りの過程で触発の恐れがある艦艇間の偶発的衝突を防ぎ、不法操業の取締り効果を出すことができると、軍は説明した。また、7月1日の南北艦艇間の海上ホットライン(国際商船通信網)の開始に続き、西海NLL付近の軍事的信頼措置を本格化する契機になるとみえる。

一方、軍事合意書により1日から陸海空緩衝区域内の南北のすべての海岸砲の砲門を閉鎖しなければならないが、黄海道(ファンヘド)ケモリ地域の北朝鮮軍の海岸砲1門の砲門が開いていると、軍当局が明らかにした。

軍関係者は、「北朝鮮に砲門を閉鎖するよう1日に通知文を送った。北朝鮮側は上部に報告して必要な措置を取ると答えた」とし、「北朝鮮と持続的に意思疎通している」と強調した。軍は、海岸砲の開閉式鉄材砲門が故障したと推定している。西海NLLなど緩衝区域内の北朝鮮の海岸砲砲門は閉じられた状態だと、軍は伝えた。


尹相虎 ysh1005@donga.com