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1時間以内に削除しなければ罰金、EUがネットのテロ関連コンテンツ規制へ

1時間以内に削除しなければ罰金、EUがネットのテロ関連コンテンツ規制へ

Posted August. 21, 2018 09:34,   

Updated August. 21, 2018 09:34

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欧州連合(EU)が、過激派組織のプロパガンダやテロを扇動するコンテンツに対する厳格な規制に乗り出した。フェイスブックやツイッターなどのIT企業が自社の会員アカウントで投稿されたテロ関連のコンテンツを速かに削除しなければ、罰金を科す方針だ。英紙フィナンシャル・タイムズは19日、EU執行委員会がこのような内容を含む法案を発議する計画だと報じた。

EUはテロ関連のコンテンツをインターネットから根絶することを目指し、「1時間ルール」を施行する計画だ。EU加盟国の捜査当局が、フェイスブックやツイッターなどのIT企業が管理するアカウントでテロ関連のコンテンツを発見した場合、これを1時間以内に削除しなければ、罰金を科す方針だ。罰金の金額を含む法案の具体的な内容は、来月公開される。

ジュリアン・キングEU安全保障同盟担当委員は同紙に、「満足できる水準で(テロ関連のコンテンツを根絶するという)目標に進展がなかった」とし、「市民を保護するためにさらに強い行動を取る」と強調した。

EUは3月からIT企業などが自発的に「1時間ルール」を守るよう勧告するなど、法的強制力を動員した規制は自制してきた。EUは3月から始めた「1時間ルール」の試験運営の結果を検討し、今回、関連法案を発議することで方針を定めた。

EUが、加盟国の自主的な規制の足並みをそろえるために法案発議を決めたという見方もある。同紙は、あるEU関係者を引用して、「EUの(テロ関連コンテンツ規制の)強硬策は加盟国政府が(規制に関連して)独断的な行動を取ることを懸念して始まった面がある」と指摘した。


韓基渽 record@donga.com