
捕手の基本は守備だ。投手を安定的にリードし、盗塁を阻止するのが主要任務だ。昨年、韓国シリーズを制したKIAのキム・ミンシク(29)が代表的だった。シーズン半ばにSKからKIAにトレードされてから正捕手の座をつかんだキム・ミンシクは、典型的な守備型捕手だ。打撃は優れていないが(打率.222、4本塁打)、巧みな投手リードでチームを韓国シリーズ優勝に導いた。
そのキム・ミンシクが今年は見違えるほど変わった。打撃にも目覚め、攻守を兼ね備えた捕手に生まれ変わった。25日現在、キム・ミンシクは打率.345(58打数20安打)に1本塁打、11打点を記録している。昨年のシーズン終了後、休養の代わりに沖縄での秋季キャンプ参加を志願した。完璧な主力になるためには打撃が裏付けられなければならないと感じたからだ。朝から夜まで休まずバットを振った。フルタイム2年目となる今年、その確かな手応えを得ている。4位のKIAは虎視眈々と上位入りを狙っている。
KBOリーグは「打高投低」が著しい。攻撃もできる保守を保有したチームは圧倒的に有利になる。体力面の負担が大きい捕手は、一般的には8番や9番など下位打線に配置されるが、捕手が打撃ができると相手チームは大きな圧迫を受ける。相手投手としては休める場面がなくなるからだ。
今年KBOリーグ最高の攻撃型捕手は斗山(トゥサン)のヤン・ウィジ(31)だ。ヤン・ウィジはもともと打撃が強かった。2015年と2016年には2年連続で3割の打率に20本塁打以上を記録した。今年は打撃のスキルが一段と向上した。25日現在、打率は実に.407で全体2位だ。ヤン・ウィジは10チームの捕手の中で唯一中心打線で活躍している。斗山はシーズン序盤首位を走っている。
李憲宰 uni@donga.com






