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世界的絶滅危惧種「オヒキコウモリ」を北漢山で発見

世界的絶滅危惧種「オヒキコウモリ」を北漢山で発見

Posted November. 17, 2016 07:19,   

Updated November. 17, 2016 07:49

世界的絶滅危惧種である「オヒキコウモリ」(写真)が北漢山で発見された。韓国内の国立公園でオヒキコウモリが見つかったのは今回が初めてだ。

16日、国立公園管理公団は、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Red List)に情報不足種として登録されたオヒキコウモリを、北漢山国立公園で発見したと明らかにした。1928年に韓国内生息が初めて確認されたオヒキコウモリは、80年後の2008年、始華(シファ)湖で見つかり、2013年は巨濟(コジェ)や昌原(チャンウォン)で目撃されたのが全てだった。このように韓国内ではほとんど確認されず、絶滅危機種に登録・管理さえできずにいた。

オヒキコウモリは、韓国内のコウモリの中では大型に属する。主に、絶壁や岩の隙間などに生息するという。高い空を極めて速いスピードで飛行するので確認がなおさら難しい。国内生息数や行動生態的習性もほとんど知られていない。日本環境省は、オヒキコウモリを絶滅危惧種に指定し、保護している。

国内に生息するコウモリは、オヒキコウモリを含めて計23種に上る。国立公園には、今回確認されたオヒキコウモリを含め、計19種が生息していることが確認された。北漢山国立公園には、オヒキコウモリの生息が初めて明らかになり、従来のアブラコウモリ1種を含め、計2種のコウモリが生息していることが明らかになった。

国立公園管理公団は、「気候変動国民モニタリング団」所属の市民が、オヒキコウモリを発見したと説明した。この団体は昨年から、国立公園探訪中に発見した植物や動物、キノコなどを携帯電話で撮影し、ソーシャルネットワークサービス(SNS)で共有する会だ。とある会員が先月30日、岩壁の生息地を上るコウモリを発見し、携帯電話で写真を撮って掲載し、国立公園管理公団がこれを分析して、オヒキコウモリが生息している事実を確定した。



林賢錫 lhs@donga.com