来年のＷＢＣ１ラウンドは韓国開催か、台湾メディアが報道

韓国の高尺（コチョク）スカイドームで２０１７ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）の第１ラウンドが開催されると、複数の台湾メディアが報じた。韓国野球委員会（ＫＢＯ）は今年１月、大会組織委員会に招致申請書を提出している状態だ。

５日、蘋果日報などの台湾メディアは、台湾のプロ野球リーグ「中華職業棒球大連盟」の会長を務める呉志揚国民党議員が、「２０１７年のＷＢＣも台湾に招致しようと積極的に努めた。だが、大変信頼できる消息筋によると、競争相手の韓国に開催権が渡った」と話したと報じた。

２０１３年大会では４チームずつ４組に分けて日本、台湾、プエルトリコ、米国など４ヵ国で第１ラウンドを行った。台湾ではＢ組の試合が行われた。来年大会の第１ラウンドも組別に、それぞれ異なる国で開催される見通しだ。日本と台湾は来年大会も開催も希望している。

昨年の世界野球ソフトボール連盟（ＷＢＳＣ）プレミア１２の韓国代表で台湾専門家として活躍したキム・ユンソク氏は、「当初、台湾は今大会を台北ビックドームに招致しようとしたが、台北市と建設会社間の摩擦が深刻化し、同ドーム球場は１年以上放置されている」とし、「事実上（台湾に代わって）韓国の方に傾いたと言っても良さそうだ」と話した。

ＫＢＯのムン・ジョンギュ広報チーム長は、「雰囲気は悪くないが、まだ組織委員会から公式連絡があったわけではない。開催地選定結果が出るのは今月中旬になると聞いている」と話した。来年のＷＢＣ第１ラウンドは来年３月に開幕する。

황규인　ファン・ギュイン記者 기자