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タリバン最高指導者マンスール師に死亡説

タリバン最高指導者マンスール師に死亡説

Posted December. 05, 2015 07:29,   

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アフガニスタン政府と14年間内戦中のイスラム武装組織タリバンが深刻な内部対立で、最高指導者のマンスール師(47)が死亡したと、中国国営新華社通信がアフガン政府関係者の話を引用して4日付で報じた。

同通信は、「アフガン副大統領のファイジ報道官が3日、ツイッターで、『マンスール師が数日前、幹部らとの激しい口論の末、銃で撃たれて死亡した』と明らかにした」と伝えた。ファイジ報道官は2日にも、マンスール師が1日にパキスタンのクエッタ付近で、タリバン指揮部の会議中、幹部の1人と言い争いになり、銃で撃たれて病院に搬送されたと明らかにした。インドの日刊紙,ヒンドゥスタン・タイムズも、タリバン政権の元情報文化長官の話を引用し、「マンスール師がクエッタで銃撃で負傷し、病院に搬送されたが、3日に死亡した」と報じた。

今年7月末に新しいタリバン最高指導者になったマンスール師が、内部の対立で就任4ヵ月で死亡したことが確認される場合、タリバン内部の権力闘争が起こる可能性がある。アフガン政府が推進する平和交渉にも支障が憂慮される。

一方、タリバンは死亡説を否定した。タリバンのムジャヒド広報担当者は、「マンスール師は当時パキスタンに行っておらず、アフガンにいた」とし、「タリバンを分裂させようとするアフガン政府の宣伝戦だ」と反論した。



bonhong@donga.com