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米国務省「北朝鮮、寧辺以外に秘密核施設を保有」

米国務省「北朝鮮、寧辺以外に秘密核施設を保有」

Posted June. 08, 2015 07:23,   

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北朝鮮が、寧辺(ヨンビョン)核施設以外に秘密の核施設を保有しているものと推定されると、米国務省が議会に提出した報告書を通じて明らかにした。米国が政府として北朝鮮の追加核施設に関する判断を明らかにしたのは初めて。

国務省は5日にホームページで公開した「軍縮・非拡散条約履行」年次報告書で、「米国は(寧辺以外に)北朝鮮の未申告の核施設が存在するという明確な可能性(clear likelihood)がある」と明らかにした。これは、昨年の同タイトルの報告書にはなかった内容で、今回の議会への報告で新たに追加された。

報告書は、秘密核施設の具体的な内容については明らかにしなかった。北朝鮮に未申告の核施設が実際に存在する場合、これまで寧辺核施設に焦点を合わせた北朝鮮核交渉が複雑になる可能性が高い。

また国務省は、北朝鮮が寧辺に建設中の実験用軽水炉について、「万一、建設に成功して運転に入る場合、北朝鮮に発電の源泉を提供することで、核兵器製造のための核分裂物質の生産に利用されるウラン濃縮技術の保有に正当性を与えることになる」と強調した。

報告書は、「米国は、北朝鮮が攻撃目的で生物兵器の使用を考慮していると判断している。これは生物兵器禁止条約に反する」とし、「北朝鮮は、長い間生物兵器の能力を養い、生物兵器プログラムのための生物技術インフラを備えている」と指摘した。