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「下流文化」とされたバラエティ番組、今や売れ筋のありがたい存在

「下流文化」とされたバラエティ番組、今や売れ筋のありがたい存在

Posted April. 15, 2015 07:17,   

バラエティ番組は1980年代まで、儒教文化的な観点から否定的に評価されがちだった。人気の高い番組にも、「低俗」「不健全」「韓国語の崩壊」などの修飾語は付き物だった。権威主義体制の時代には、国民の脱政治化にバラエティ番組が貢献したという見方もある。

1990年代に入って権威主義体制が崩壊するにつれ、このような認識は薄れていった。バラエティ番組のスタープロデューサーが登場し始めたのもこの時期だ。「米屋のおじさん」というニックネームで知られるキム・ヨンヒ元MBCプロデューサーは、「日曜日、日曜日の夜に」の「イ・ギョンギュが行く」(良心冷蔵庫)コーナーと「感嘆符」など、「公益と面白さ」を同時に追求するバラエティ番組を製作した。最近は「私は歌手だ」の演出を務めていたが、10日、MBCに辞表を出した。キムプロデューサーは中国で番組を製作する予定だという。

亜洲(アジュ)大学文化コンテンツ学科のチュ・チョルファン教授(MBCプロデューサー出身)は、「クイズアカデミー」や「友情の舞台」などを次々とヒットさせた。1990年代後半には、「『大衆文化がタンタラ(芸能人を見下して呼ぶ蔑称)の下流文化』というのは時代錯誤的発想だ」とし、「文化革命を主導する大衆文化の輸出に注目しなければならない」と主張した。

2000年代に入ってからは、健康情報番組をバラエティ化したKBS「ビタミン」など、バラエティ番組の素材拡大が目立った。2012年大統領選挙を控えた頃には、朴槿恵(パク・クネ)、文在寅(ムン・ジェイン)など当時の候補たちがバラエティ番組を通じて国民との疎通の場を設ける一方、奥地探検、芸能人のプライベート、北朝鮮文化トークなどの素材もバラエティ番組に採用された。番組の内容は早速インターネットやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で話題となり、その影響力も拡大した。

放送局の経営の面でも、バラエティ番組はありがたい存在だ。一度軌道に乗った人気バラエティ番組の場合、製作費はドラマほどかからないが、CM販売による収入は着実に得られるという。



jjj@donga.com