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朴大統領、「分裂招く行動容認しない」と司祭団の言動に警告

朴大統領、「分裂招く行動容認しない」と司祭団の言動に警告

Posted November. 26, 2013 03:33,   

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朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が25日、「今、国内外に混乱と分裂を引き起こす行動が多い」とし、「今後、国民の信頼を低下させ、分裂を引き起こすことは容認したり座視したりしない」と警告した。

朴大統領は同日、大統領府で首席秘書官会議を主宰し、最近カトリック正義具現司祭団所属のパク・チャンシン神父の発言を「混乱と分裂を引き起こす行動」と見て、厳しいな対応を指示した。

朴大統領は、「安保は先端兵器だけで守れるものではない。それよりも遥かに重要なのは、国民の愛国心と結束だ」と強調。また「北朝鮮は延坪(ヨンピョン)島砲撃を反省するどころか、大統領府を火の海にするとまで威嚇している。ところが、私たちの現実は、国のために青春を捧げ、死を持って国を守った将兵たちの士気をくじき、その犠牲を無駄にするようなことが多々起きている」と批判した。

朴大統領は、延坪島砲撃事件3周年を迎え、再び国家安全保障を強調した。朴大統領は、「政府が平和統一の基盤づくりのために努力しているが、何よりも重要なのはわが領土を守護し、国民の生命と財産を守れるよう安保を堅固にすることだ」と言い、「北朝鮮が再び突発的で奇襲的な挑発に出るなら、即座に断固と対応し、二度と挑発できないようにするべきだ」と強調した。

大統領府の関係者は、「今回問題になったのは、政治部門ではなく国家安保を威嚇する発言だ」とし、「憲法を守護するべき大韓民国の大統領なら、この問題を決して見過ごせないと判断したようだ。朴大統領が直々に書いたメッセージだ」と説明した。

鄭烘原(チョン・ホンウォン)首相も同日午前に開かれた緊急の幹部会議で、朴神父の発言に触れ、「大韓民国を破壊し、敵に同調する行為だ」と強く批判した。また「朴神父の発言は、司祭以前に国民の一人として、基本を忘れた言動で、北朝鮮の論理を代弁しているだけでなく、罪のない住民にまで砲撃を加えて命を奪う反人類的な北朝鮮の挑発を庇うもので、決して座視できない。応分の責任を負うべきだ」と指摘した。

朴大統領は、首席秘書官会議で「この9ヵ月の国政を振り返ると、今私たちに最も必要なのは社会構成員間の信頼という社会的資本を蓄積することだ」と述べ、新たな課題を投げかけた。

さらに朴大統領は、「わが社会には、未だに不信と対決の文化が続いており、それによる社会的損失や国力の浪費が非常に深刻な水準にある」と言い、「国民の鏡と言える政界から法秩序の順守や妥協の文化を定着させることが重要だ。対話を通じて意見調整を図り、合理的な結論を出し、それに承服するのが民主主義だ」と強調した。