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国会、国家安保ためにすべき事をした

Posted September. 05, 2013 06:38,   

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内乱陰謀疑惑で国家情報院の捜査を受けている野党統合進歩党(統進党)の李石基(イ・ソクキ)議員に対する逮捕同意案が4日、国会本会議で採決に付され、出席289人のうち258人が賛成する圧倒的多数で可決された。野党民主党と正義党まで賛成を党論とした結果だ。大韓民国の体制転覆を狙う勢力に対する報復には、与野党に違いはないということを示した。逮捕同意案の可決によって李議員は近く拘引され、裁判所の令状実質審査を経て拘束の有無が決定される。

李議員は採決前の発言を通じて、「銃や刃物を持ち歩くなという言葉が銃指示に歪曲された。これがまさに国家情報院が捏造した内乱陰謀の実体だ」と主張した。では、統進党員は銃と刃物を持ち歩いていたということなのか。呆れた釈明だ。李正姫(イ・ジョンヒ)統進党代表は、「一人か二人が銃奪取や施設破壊など冗談を言った」という詭弁を並べた。統進党の人々の話は一から十まで信じることができない。

政府の逮捕同意要求書によると、李議員は韓国の社会主義革命を目的に地下革命組織(RO)を結成し、組織員に北朝鮮の戦争挑発に応じて国家基幹施設を破壊し、暴動を起こすための物質的・技術的準備をするよう指示した。さらに李議員は、国会まで「革命の橋頭堡」にしようとした。当局は、犯罪疑惑の真実を一つ一つ究明し、そのほかの関与者も地位の上下を問わず捜し出して処罰し、国家安保を堅固にしなければならない。

李議員に対する司法的断罪とは別に国会で処理しなければならない手続きもある。李議員は比例代表不正選挙戦で国会議員のバッジをつけたため、現在、資格審査案が国会倫理委員会に付託されている。これに「内乱陰謀疑惑」を追加するのであれ、別途の資格審査案を出すのであれ、国会議員資格を剥奪するのが当然だ。体制転覆を企てた内乱陰謀容疑者を国民の代表として優遇し続けることはできない。資格審査案が係留中の金在姸(キム・ジェヨン)議員など統進党のほかの議員も内乱陰謀に関与した疑惑が明らかになるなら、同じ手続きを踏まなければならない。北朝鮮を追従する国会を「革命の橋頭堡」にしてはならない。

最高裁で利敵団体などの確定判決を受けても強制解散させることができない法の弱点も補強しなければならない。祖国統一汎民族連合など5つの利敵団体は、最高裁の判決にもかかわらず依然として同じ名前で活動を継続している。与党セヌリ党の沈在哲(シム・ジェチョル)議員が犯罪団体解散法案を代表発議しており、国会は直ちにこれを上程して議論することを望む。大韓民国を否定したり敵に利する団体が大手を振って歩けるよう放置することはできない。