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身振り手振りで… 韓日中の子どもが童話作りで「交流」の手本示す

身振り手振りで… 韓日中の子どもが童話作りで「交流」の手本示す

Posted August. 26, 2013 03:46,   

한국어

「リリという名前のいたずらっ子のリスちゃんが登場してほしい」(日本の子ども)

「旅行を楽しむペンペンイというパンダはどう?」(中国の子ども)

「メガネをかけたウサギちゃんはどう?落ち着きはないけど、ニンジンが大好きなウサギちゃんなの」(韓国の子ども)

誰を童話の主人公にするか。膝を突き合わせて話し合いをする韓日中3国国の子どもたちの様子が真剣だ。この子どもたちは、3国の子どもが毎年夏になって一緒に童話を作りながら、友情を深める「韓日中子ども童話交流2013」の参加者だ。

今年の行事は、17〜23日、日本東京と愛知県で韓国33人、中国33人、日本34人の合わせて100人の小学生が参加し、「夢」をテーマにした童話を作った。ストーリーの設定から下絵を描くこと、彩色、製本など、全ての過程が子どもたちの手作業で行われた童話作りは、意見を取り合う段階から簡単でなかった。

子どもたちは10人ずつ一組になって、通訳に助けられたり、身振り手振りでコミュニケーションをしながら、童話1本を完成した。韓国の参加者のキム・チェウォンちゃん(大田ガオ小学校6年生)は、「最初は気まずかったが、韓国で流行っている『グィヨミソング』を2国の友だちに教えて親しくなった」と話した。中国人の通訳は、「子どもたちであるだけに、お互いへの偏見無しにすぐ親しくなった」と話した。

この行事は日本の「子どもの未来を考える議員連盟」(河村建夫委員長)と「国立青少年教育振興機構」の主導で02年始まって以来、ずっと日本で行われていたが、11年から韓日中3国が交互で開催している。韓国ではソウル市教育庁とユネスコ亜太国際理解教育院(APCEIU)が共同主催者として参加している。

子どもたちは童話を作る前に、愛知県生まれの日本の児童文学家の新美南吉の生家を見学し、日本宇宙航空研究開発機構の川口淳一郎先任研究員の特別講演を聞きながら、童話のストーリーを構想する時間も持った。3国の伝来童話を聞いたり、伝統遊びを体験してみるなど、お互いへの文化を理解するプログラムもあった。子どもたちは童話を完成した後は、行事期間中に団体服だったシャツに連絡先と感謝の言葉を伝えながら、別れを惜しんだ。日本の参加者のつちや・はるなちゃん(栃木県東小学校6年生)は、「頻繁に会うことはできないだろうが、電子メールとSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で随時に連絡し合うことにした」と言って涙ぐんだ。

今度の行事には04年の参加者でもう大学生になった約30人の参加して、3国間の交流と協力拡大策を盛り込んだ「ドリーム・ロードマップ」を発表した。

お互いを配慮し、尊重する子どもたちの様子を目にして、最近冷え込んでいる3国間の関係を反省する声も出た。「子どもの未来を…」に所属している伊藤忠彦衆議員(自民党)は、「日中韓3国は数百年前も小さい船に乗って荒い波に負けず活発に交流した」とし、「先祖に負けない3国の姿を作るべき時期に来ている」と話した。