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ネイルショップの運営にヘア美容師の資格証がどうして要る?

ネイルショップの運営にヘア美容師の資格証がどうして要る?

Posted January. 16, 2013 07:44,   

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14日、ソウル江西区登村洞(カンソグ・トゥンチョンドン)のある大型マートの4階にあるネイルショップ「カサベル」。49平方メートルの小さい売場の片隅にずらりと並んでいる色とりどりのマニキュアが溌剌とした雰囲気を作りだす。あちらこちらを見て回ったら、入り口の左側に掛けられている「美容師免許証」が目に入った。

「ヘア美容もできるんですか」と聞いたら、イ・サンジョン社長は「ネイルショップを運営するためには必ず必要な資格証なので苦労して取ったが、使うところがなくて、全て忘れた。ヘア美容がメインの美容師免許証がネイルアートにどうして必要なのか理解できない」と言った。イ社長だけでなく、この店で働く3人のネイルアーチストもみんな美容師免許証を持っている。

公衆衛生管理法施行令によると、「美容」にはパーマ、カット、ヘアスタイリング、頭皮管理、髪の毛の染色、シャンプー、眉毛の手入れ、顔の手入れや化粧の他に、手と足の爪の手入れも含まれる。なので、美容関連大学を卒業するか、美容師免許証を取ってこそネイルアーチストになれる。

●ヘア技術、使う道がない

イ社長は、10年美容師免許証を取った。午前9時から午後9時までちょうど12時間を働いてから帰って、休み暇もなく、パーマ、髪の毛の染色、カットなど、興味もない髪の毛の手入れ方法を勉強した。教材費に受験料まで合わせて300万ウォンを超す費用も負担になった。仕方なく資格証を取ったが、いざネイルショップの運営にヘア美容の勉強は全く役立たなかった。同氏は、「形だけの資格証を得るために、6ヵ月の時間と少なくないお金を無駄遣いした」と不満を露にした。

区役所の取締りに引っかかって廃業したケースもある。釜山水営区広安(プサン・スヨング・グァンアン)2洞で8年間ネイルショップを運営したユ某さん(50、女)は、昨年、取締りに引っかかり、店を廃業することになった。自分と従業員2人共に美容師免許証無しに無免許営業処分を受けたユさんは、「爪の手入れと全く関係のない美容師資格証がないという理由で罰金を払わせたのが悔しい」と話した。

同氏は、「免許証無しに運営して取り締まりに引っかかり廃業措置になったり、罰金を避けるため、資格証を借りて名目上の業主を変更する違法まで現れている」と付け加えた。



jjy2011@donga.com