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大腸がん診療1等級病院44ヵ所を選定

Posted December. 29, 2012 03:27,   

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ソウル峨山(アサン)病院や三星(サムスン)ソウル病院、セブランス病院など44病院が、大腸がん診療の面で最も優れた病院に選ばれた。健康保険審査評価院(審評院)は昨年、大腸がん手術実績のある病院275ヵ所の専門人材の構成や家族歴の確認率、手術前の精密検査実施率など、22の指標を基準に評価した結果、44ヵ所が1等級の評価をうけたと、28日明らかにした。

等級別病院は、△2等級=43ヵ所、△3等級=26ヵ所、△4等級=8箇所、△5等級=8ヵ所。残りの146ヵ所は臨床件数が少なかったり、細部基準に達しておらず、等級判定から外された。審評院が、大腸がん診療と関連し、病院の適正性について評価を行ったのは、今回が初めて。

1等級の評価を受けた病院は、ソウルが19ヵ所と最も多かった。京畿(キョンギ)圏(12ヵ所)、慶尙(キョンサン)圏(6ヵ所)、全羅(チョンラ)圏(3ヵ所)、忠鋻(チュンチョン)圏(3ヵ所)、江原(カンウォン)圏(1ヵ所)などの順だった。済州(チェジュ)圏では1等級の評価を受けた病院がなかった。

江北三星(カンブクサムソン)病院や順天頲(スンチョンヒャン)大学ソウル病院、乙支(ウルチ)病院などは2等級、ソウル医療院、上溪白(サンゲベク)病院、原子力病院などは3等級の評価を受けた。

今回の評価で、検査実施率やガン併記記録率などでは平均点数が高かった。大腸がん手術前の精密検査実施率は82.1%と集計された。ガン併記や病理報告記録率も、軒並み90%を上回った。昨年、実際死亡率(1.23%)や見込み死亡率(1.22%)も、10年に比べそれぞれ0.4%ポイントと0.13%ポイント下がった。

しかし、医学界が勧告している抗がん化学療法の実施率は53.4%、手術後8週間内での化学療法実施率も56.9%に止まった。直腸がん手術後の放射線治療率は40.2%に止まった。

審評院は、「直腸がん手術を受けた患者に行われる放射線治療と関連し、評価基準に達していない事例が多かった。治療過程で改善努力が求められる」とコメントした。

審評院は、下位評価機関を直接訪問し、診療室の改善を支援する計画だ。医療機関別評価等級や指標別評価結果は、審評院のホームページで確認できる。



pen@donga.com