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防御率1点台を狙う柳賢振の野望

Posted July. 21, 2010 08:03,   

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デビュー以来、最高の1年を過ごしているハンファのエース、柳賢振(リュ・ヒョンジン、23、写真)は今、この12年間出なかった大記録に挑んでいる。伝説の投手になるためには必ず達成しなければならない「防御率1点台」がそれである。

1点台の防御率は、ヘッテの宣銅烈(ソン・ドンヨル)、ロッテの崔東原(チェ・ドンウォン)、LGの金龍洙(キム・ヨンス)らレジェンド級投手15人だけが達成した大記録だ。

もちろん、宣銅烈のように0点台の防御率3度、1点台防御率5度を記録した選手もいる。通算防御率1.20という神話を残した。しかし、2度以上1点台の防御率を記録した選手は4人に過ぎない。これまでは、1998年、現代(ヒョンデ)の鄭明源(チョン・ミョンウォン)が1.86を記録した以降、1点台投手の命脈さえ途絶えた状態だ。

しかし、柳賢振が最近の調子だけ維持できれば、大記録の達成が可能だ。何よりブレのないピッチングが最大の持ち味の柳賢振は、19日まで18試合に先発登板して12勝4敗、防御率1.67を記録中だ。特に、今季先発登板した全試合で、クォリティ・スタート(6回以上3自責以下)を続けている。昨年8月19日三星(サムスン)戦以後、25試合連続クォリティ・スタートだ。

今季、全体投手のうち最も多い140と3分の1回を投げているという点も記録達成の見通しを明るくする要因だ。完投は4度、完封勝は2度記録した。2番目に多い回を投げたLGの奉重根(ボン・ジュングン、118と3分の2回)より20回以上多く投げたことになる。特に、柳賢振は所属チームのハンファが19日現在、チーム打率が8チームの中で最も低い2割5分2厘という点で、彼の1点台の防御率はさらに輝きを増す。

最多勝(12勝)、奪三振(138個)、防御率(1.67)でいずれも首位をマークしつつ、06年に続き2度目のトリプル・クラウンに挑戦する柳賢振。彼は、「3つの記録のうち、防御率が一番気になる」と話してきた。彼の望み通り、12年間姿を消していた防御率1点台のエースが生まれるのかどうか、ファンの耳目が集まっている。



noel@donga.com